ハンターハンターが難しい理由【暗黒大陸編と王位継承戦で挫折した方のために】

ハンターハンターが難しい理由【暗黒大陸編と王位継承戦で挫折した方のために】

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「HUNTER×HUNTER」の大きすぎる1つの問題、それは…
難しすぎて、挫折するわ!!!

※全国のハンターハンターファンの叫びを代弁

 

私は連載当初からファンで、全巻所持しています。

しかし、現在やっている「暗黒大陸編」(王位継承戦)はついていくのがやっとです。

一読しただけじゃ全然わからない。挫折しそう。というか週間連載で読むもんじゃない。

 

今回は、ハンターハンター「暗黒大陸編」(王位継承戦)について「なぜ難しいのか」を解説してみました

アルパカ

ネタバレありです。

【ハンターハンターが難しい理由1】読者目線であるはずのクラピカについていけない

ハンターハンターが難しい理由の1つ目は「読者目線であるはずのクラピカについていけない」点です。

この漫画、主人公のゴンを差し置いて、クラピカの出番がかなり多いです。

そして現在「暗黒大陸編」では、完全にクラピカが主人公(読者目線)。

それ自体は別にいいのですが、クラピカってあれじゃないですか、

めちゃくちゃ内面で語るじゃないですか

 

ただ語るだけならいいですけど、

めちゃくちゃ高度な予測するじゃないですか

 

お前はどこの名探偵だっていうくらい推理、推理、推理。

それ以前の「キメラアント編」なら、主人公ではないキルアが「賢い」担当だったからよかったんですよ。

 

読者はあくまで、ゴンの立場で、ゆるふわに

「じゃんけんじゃんけん」思ってればよかったんですよ!

※ゴンも色々考えていますけどm(_ _)m

 

でも「暗黒大陸編」はそんなやわな世界じゃないんですよ!

「じゃんけん」で世の中渡れないんですよ!!

アルパカ

クラピカの考えを理解しないと読み進められないのです

 

【ハンターハンターが難しい理由2】本筋がどれかわからないし、それぞれ気になる

ハンターハンターが難しい理由2つ目は「本筋がどれかわからないし、それぞれ気になる」です。

 

「暗黒大陸編」はおそらく2部構成。

  • 第1部→船の中で「カキン帝国の王を決める話」(王位継承戦)
  • 第2部→「暗黒大陸に上陸してからの話」

で、現在やっているのが「王位継承戦編」ですね。

 

カキン帝国の王を決めるための、ただのバトルロワイヤルならわかりやすいんです。

しかし、複数の「話の軸」があるので複雑です。

王位継承戦だけで、こんな話が繰り広げられます(後半は予想)

  • 軸A:誰が王子になるのか(第1王子 vs 第2王子 vs 第3王子 vs …)
  • 軸B:クラピカ王子を守れるのか(クラピカ&第14王子ワブルvs13人の王子)
  • 軸C:クラピカは緋の眼を取り返せるか(クラピカ vs 第4王子ツェリードニヒ)
  • 軸D:ヒソカと幻影旅団どちらが勝つのか(ヒソカ vs 幻影旅団)
  • 軸E:クラピカ幻影旅団は出会うか(幻影旅団 vs クラピカ&ヒソカ?)
  • 軸F:十二支んはビヨンド・ネテロを制御できるのか(十二支ん vs ネテロ)
  • 軸G:ジンとバリストンはどのように協力するのか(ジン&バリストン vs ??) 

 

クラピカと関連する話が多いです。

王子同士の戦い、幻影旅団の争い、十二支んと、それぞれの話が平行で走ります。

【2019年追記】最近は、カキンマフィアとかも出てきて余計に複雑になっています

 

そんな中、クラピカがハブとなって「どちらを優先する」みたいな葛藤が生まれたりするのではないでしょうか。

また「暗黒大陸編」のはじまりで、クラピカは集めた緋の眼をうつろに見つめていました。

そして、ハンターハンター第344話では

パイロ… オレの旅がようやく始まりそうだよ

だけど 何処へ行く…?

迎える人も帰る場所も オレには何一つないのに

引用元:ハンターハンター344話

という独白が。

※「パイロ」はクラピカの故郷の友人

 

ちなみに、第4王子ツェリードニヒの収集品には明らかに「パイロ」と思われる人の頭があります。

(オレじゃなきゃ見逃しちゃうね、と思いつつも見逃した方は単行本を見てみてください)

 

「パイロの頭を取り返した時」がクライマックスかも。

アルパカ

エンペラータイムで寿命縮まる伏線もできたし、能力使いすぎで誰かを守って死んでしまうと予想しています。 

 

【ハンターハンターが難しい理由3】キャラ(登場人物)が多すぎる問題

ハンターハンターが難しい理由3つ目は「キャラ(登場人物)が多すぎる問題」です。

 

はい、何を差し置いてもこれ。

キャラが多すぎる。

 

H×H作者の富樫さんは「ジャンプ人気漫画の作り方」に沿ったことはやりません。

誰も作ったことのない規模の作品を作ろうとしていますね。 

 

ジャンプ作家の働き方や漫画の描き方を紹介する「ジャンプ流」というDVDがあります。

この映像の中でこのように述べています。

キャプテン翼のこのシリーズが、ジャンプの中で名前のある人物が数多く出ていた。

今回のシリーズでは、これを超えることを自分の中で裏目標にしている

引用元:ジャンプ流

 

キャプ翼の「ジュニアユース編」を意識していたなんて。。。

アルパカ

100人超えるのも納得です…

 

もはやこうなると、気軽に読めるものではないので、しっかり登場人物表を見ながら読むのを推薦します。

ミステリー漫画を雰囲気で読むように、何が起こっているザックリ知りつつ楽しむのもありですけどね!

(むしろ1回目はそれでいいと思う)

 

追記:ハンターハンターの1話ごとの解説記事を書いたので、ハンターハンター難民の方は読んでみてくださいね。

3 COMMENTS

匿名

ゴンはモノローグが少ないだけで
あなたが読み取っているよりも遥かに複雑で繊細微妙な思考してますけどね

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