【日本の人口が減少して1億人を割る】未来の年表の内容要約と感想【女性の2人に1人は50歳以上です】

話題のベストセラー『未来の年表』の内容要約と感想

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話題のベストセラー『未来の年表』を読みました。

  1. 2015年から日本の人口は減ってきている(現在1.2億人)
  2. 40年後には0.9億人まで減少する(歴史上で例を見ない人口減少)
  3. 人口減少に対応するため、縮小戦略を行うべきだ(著者の主張)

という本です。

「東京ですら人が減る」とか「女性の2人に1人が50歳以上」という驚くべき事実がたくさんありました。

パカログ

想像以上の過酷な未来でした

まだまだ働き盛りの40代以下の方は、是非読んでください。

未来の年表の内容要約

「未来の年表の内容の要約」としては先程書いたように、

  1. 2015年から日本の人口は減少中(現在1.2億人)
  2. 40年後には0.9億人まで減少
  3. 人口減少に対応するための縮小戦略を行うべき(著者の主張)

ざっくりいうと、

人が減ってマズイから、国の取り組み方変えないとね

という内容です。

人口減少の影響で、確実に起きる未来の話」は誰が読んでも絶対に面白いです。

是非読んでください。

パカログ

まるで世紀末を題材にした、漫画の世界のような展開です。

 

未来の年表「衝撃的な未来の出来事ランキングトップ10」

未来の年表を読んで「衝撃的な未来の出来事ランキングトップ10」を抜き出しました。

時系列にそのまま並べますね。

  • 2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
  • 2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
  • 2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化。独居世帯は3分の1に
  • 2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
  • 2025年 ついに東京都も人口減少。東京都民の4人に1人が高齢者に
  • 2026年 高齢者の5人に1人が認知症患者(約700万人)
  • 2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
  • 2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
  • 2035年 未婚大国誕生。男性の3人に1人、女性の5人に1人が生涯未婚。
  • 2045年 東京都民の3人に1人が高齢者に

一つ一つザックリ解説します。

2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ

現状でも不足しているIT人材。
2018年時点では、需要に対して、24万人足りません。

しかし、IT人材の数は、2019年をピークに減少します。
一方で、市場自体はその後も拡大してきます。

その結果、2030年には約59万人も不足するらしいです。

 

2020年 女性の2人に1人が50歳以上に

本書で一番衝撃的なのが「女性の2人に1人が50歳以上」という事実。
街を歩けば、女性の2人に1人は50歳以上…

 

2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化。独居世帯は3分の1に

ひとり暮らしが全世帯の3分の1を占めるらしいです。
昔は夫婦と子供二人という家庭が標準的世帯でしたが大きく変化しています。
要因は3つです

  1. 子供と同居しない高齢者が増大(65歳以上の18%がひとり暮らし)
  2. 未婚者の増加(生涯未婚率は男性24%、女性14%)
  3. 離婚の増大(3組に1組が離婚)

アラサーの私からすると身の回りの普通のこと。
しかしこれは、ここ20年で、日本の変化に伴い発生した現象らしいです。

 

2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ

3人に1人が65歳以上になります。
更にいうと、6人に1人が75歳以上になります。

2024年は団塊世代全員が、75歳以上になる年でもあります。

超高齢化は地域によって、進み具合は異なります。

  • 2024年までは地方が先行
  • 2024年以降は東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)で急速に加速

その結果、東京圏では介護施設や医療施設の整備が追いつかない可能性があるとのこと。

更には「老老介護」や「育児と介護を同時に行う人の増加」など、個人の生活にも密接に関わる問題が多数発生する。
※絶望しか無い…

 

2025年 ついに東京都も人口減少。東京都民の4人に1人が高齢者に

信じられませんが東京も人口が減ります。
しかも4人に1人は高齢者になるそうな。
東京はビジネス中心のまちづくりをされているため、そこまで多くの高齢者を受け入れられるのか、という問題もあります。

 

2026年 高齢者の5人に1人が認知症患者に(700万人規模)

認知症も増大するようです。その数なんと700万人規模。
ちなみに、2012年時点ですら、462万人が認知症らしいです(軽度者含め)

 

2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える

2030年には全国の80%にあたる38道府県で、生産力不足(需要>供給)になります。
その結果、住民の暮らしに不可欠なサービスの維持も困難に。

自治体の人口が少ないと、サービス施設(美容室やスーパーマーケットなど)は軒並み撤退していきます。

こちらの表が面白かったので共有しておきますね。
自分の住んでいる地域と見比べると面白いですよ。

未来の年表データ

未来の年表データ http://www.mlit.go.jp/common/001047114.pdf

 

2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる

2020年手前の現在、東京を中心に不動産は地味にバブルです。
しかし当たり前のことながら、10年後には現在以上に空き家が増え続けます。

その数なんと3戸に1戸。
※ちなみに2013年時点でも7戸に1戸は空き家です

 

2035年 未婚大国誕生。男性の3人に1人、女性の5人に1人が生涯未婚。

50才時点で一度も結婚したことがない人の割合を生涯未婚率と呼びます。
こちらも今以上に高まります

  • 男性:2%(1970年) → 24%(2015年) → 29%(2035年)
  • 女性:3%(1970年) → 15%(2015年) → 19%(2035年)

年齢によって「結婚を当たり前と思うか」の考え方が、相当違いそうです。

 

その他面白かったデータ

  • 男性は20代/30代で年収300万円未満の人が未婚者多い
  • 女性は30代で年収600万以上の人が未婚者が多い
  • 大学以前の出会いから結婚している同級生婚が多い(約16%)
  • 年間に結婚している人の数は62万組(2016年時点)
  • 恋人のいない未婚者(18歳~34歳)は男性70%、女性60%

 

2045年 東京都民の3人に1人が高齢者に

ついには東京も、3人に1人が高齢者になるようです。 
日本で一番高齢化率が高いのは秋田県の33%。
東京もそれに並ぶ時代が来るということです。

 

日本の未来の年表(事実のまとめ)

未来の年表から分かる驚くべき日本の事実を超ザックリまとめます。

  • 東京ですら人が減る
  • 女性の2人に1人が50歳以上
  • とにかく老人だらけになる

とにかく良い本でした。必読です。

こういったデータに基づく話が好きなら「近未来予測2025」という本が「世界的な未来予想」を扱っているのでオススメ。

他にも、未来予想・今後の世界の変化に関しては色々と面白い話があります↓

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