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映画「若おかみは小学生!」ネタバレ感想考察解説。タイトルで敬遠したら損します

映画「若おかみは小学生!」を見てきたので、感想&考察&解説します。

ハッキリ言って良質な映画でした。

タイトルで敬遠したら損しますよー。

元ジブリの天才アニメーターが手がけた本作は、大人が見ても楽しめます、っていうか泣けます

  • スタジオジブリのような圧倒的なアニメーションが好きな人
  • 子供がいる人
  • しっかりとした構成の「良い映画」が見たい人

は是非見てみてください。

※既に見た方は、目次からネタバレ解説へどうぞ。

 

「若おかみは小学生!」とは(ネタバレなし)

「若おかみは小学生!(わかおかみはしょうがくせい)」とはどんな作品か、ネタバレなしで紹介します。

 

若おかみは小学生!のあらすじ(ネタバレなし)

若おかみは小学生!のあらすじ(ネタバレなし)です。

 

主人公は、小学校6年生の元気な女の子「おっこ」こと関織子です。

彼女はある事件から、やむなく祖母の営む旅館「春の屋」に住むことになります。

そして、旅館で「若女将」になるべく修行を開始。

旅館に住む幽霊のウリ坊や、同級生のライバル、謎の鬼…など多彩な登場人物と出会い、成長していきます。

 

若おかみは小学生!の原作は児童文学

「若おかみは小学生!」の原作は児童文学です

  • 作者は令丈ヒロ子さん
  • 講談社青い鳥文庫から刊行し300万部以上
  • 全20巻+番外編が発売

ということで、子供向け作品として、かなりの大ヒット作品です。

 

若おかみは小学生!のテレビアニメ

そんな「若おかみは小学生!」はテレビアニメ化もしています。

全24話で、上々の評判でした。

あと、漫画化もされています。

各種「メディアミックス」成功作品ですね。

 

劇場アニメ映画「若おかみは小学生!」の面白さ(ネタバレ無し)

映画「若おかみは小学生!」の面白さについて紹介します。

できるだけネタバレ無しでポイントだけ。

 

劇場アニメ映画の監督は、元ジブリの高坂希太郎

劇場アニメ映画の監督は、元スタジオジブリスタッフの高坂希太郎さんです。

宮崎駿にもその才能を認められた天才的な絵の力。

ジブリでは何度も作画監督を務めています。

 

そして、過去にも映画監督をおこなった経験もあります。

※名作「茄子アンダルシアの夏」の監督と言って分かりますか?

 

とにかくキレイな自然描写と美味しそうな食事の描写

とにかくキレイな自然描写、そして美味しそうな食事の描写が特徴的です(ジブリのようです)

公式HP

ハッキリ言って絵を見ているだけでも十分楽しめます。

※この小学生の女の子のデフォルメ絵が苦手という人は多いかも知れませんが、見ているうちに、気にならなくなります

 

映画で描かれるのはちょっとしたサスペンスと感動

この映画、いわゆる「良い映画」です。

可愛い絵柄の奥で、

  • 生と死という重たいテーマ
  • 主人公おっこのちょっとした不穏さ(サスペンス)
  • 様々な経験を通じた成長
  • 心揺さぶられる感動

が待ち構えています。

詳しくはネタバレ解説で…

 

劇場版アニメ映画「若おかみは小学生!」ネタバレ感想考察解説

劇場版アニメ映画「若おかみは小学生!」のネタバレありの解説&考察です。

個人的な感動とあわせて、語りますね。

 

おっこが若女将に成長するまでの話

この映画は、おっこが若女将に成長するまでの話です。

両親の死と対峙し、受け入れ、成長していきます。

最初、おっこは両親の死を受け入れていませんでした。

  • 旅館到着後、両親が死んだという話題で泣かない
  • 夢の中で両親と話をする
  • 夜中にプリンを食べた=誰かいる

などの描写から分かります。

それゆえ、ちょっとしたサスペンス感といいますか、おっこの気持ちが読めない展開が続いていきます。

おっこはここまで一切泣き顔を見せません。

 

大きな転換となったのは、2番めの占い師の客「グローリー水領」です。

彼女と出かけたドライブでの「事故のフラッシュバック映像」を通じて、おっこは両親の死を改めて認識します。

※この時の映像描写の迫力がとてつもなかったですね

 

そして、最後。

3人目の客である「おっこの両親を殺した加害者」と対峙し、幽霊のように見守っていた(あるいはおっこの妄想だった)両親と正式にお別れをします。

 

この時、春の湯温泉と同様に、おっこは「すべてを受け入れる」のです。

過去を受け入れ、事故の原因となった相手を受け入れ、イマジナリーフレンドとしての幽霊(ウリ坊たち)との別れを受け入れます。

そして、現在の自分の「若おかみ」という立場を受け入れます。

 

3人の客はそれぞれ、おっこの過去、未来、現在を表す

3人の客はそれぞれ、おっこの過去、未来、現在を表しています。

 

最初の客「神田あかね」は、ありえたかもしれない「おっこの姿」でした。

※親の死を嘆く姿

 

次の客「グローリー水領」は、未来のおっこです。

占い師というサービス業、人を癒やす役割など、おっこが招来なりたい理想の姿でした。

 

最後の客「木瀬翔太」(親子の子供の方)は、過去のおっこです。

両親に甘えて、虫を嫌がる姿はまさに、旅館に来る前のおっこでした。

※おっこは虫が嫌いと前半で描き、後半では「虫を受け入れる」描写でしたね

 

おっこが両親の死を受け入れられたのは、現在、未来それぞれの「おっこ」との出会いを通じて、「過去」と向き合えたからです。

最後は、未来の「おっこ」の象徴「グローリー水領」と共に、過去をしっかりと受け入れたのです。

 

子供が見たらトラウマになりそうな「ありありとした死の描写」

子供が見たらトラウマになりそうな「ありありとした死の描写」がこの映画のポイント。

 

なんといっても最初のトラックが突っ込んでくるシーンの迫力が凄かったですね。

茄子アンダルシアの夏の監督や、ジブリの作画監督を務めた経験がゆえの、圧倒的なアクション、絵の動き。

事故直前の狐の仮面のドアップ、緊張感高まる音楽などで「なにか起こるぞ」と予感させる演出も秀逸でした。

 

そして、占い師と出かけたドライブでの「トラック衝突のフラッシュバックシーン」の悲惨さ。

PTSD発症するのも無理はない、圧倒的なリアリティでした。

 

ちなみにその後の買い物シーンは、その「苦しみ」を晴らすように、作品一番の盛り上がり。

日曜朝8時の少女向けアニメのような超POPで明るい歌。

買い物、着せ替えという女の子らしい楽しみ。

また、幽霊たちも着せ替えで遊ぶなど、とにかく開放感あるシーンでした。

※ヘビーな展開からの反転がスゴいな、と思いました

 

おっこの精神力の強さ

おっこの精神力の強さが際立つ作品でした。

後半に名実ともに「若おかみ」となる以前から、おっこは自立していました。

例えば、最初に旅館を訪れたとき、スーツケースをあえて自分で持っていました(人に任せない)。

最後の加害者の父親を許すシーンも、幽霊の両親、未来のおっこ(グローリー)などの後押しもありつつも、基本的に彼女の強さによるものです。

 

ただ一方で、小学生にそこまでの精神的成長と、若おかみとして旅館を継ぐという役割をもたせるのも、結構酷だよなー…とも思ったり。

 

ちょっと気になったところ

この映画の、ちょっと気になったところです

  • PTSD発症した女の子をそのまま買い物に連れて行く?
  • 夜におっこを1人で出歩かせすぎじゃない?
  • 両親が死んだばかりの子供を1人で旅館まで来させる?
  • なんでウリ坊だけ物理的な鑑賞できなかったの?
  • ピンフリの知識で料理人が「なるほど」ってなるの可哀想じゃない?
  • 後半で声優が山寺宏一(やまちゃん)というので、この男なにかあるぞと思ってしまう

などなど。

基本は子供向け作品なので、気にしてはいけないとおもいますけどね。

 

若おかみは小学生!はアニメ好きなら見るべき

「若おかみは小学生!」についての作品の解説と感想でした。

「この世界の片隅に」「君の名は」のような衝撃は個人的にはありませんでした。

しかし、本の原作20冊のエッセンスを取り出して、これほどの完成度で100分映画に収めているその手腕に脱帽です。

 

また構成もさることながら、なんといっても「アニメの絵」が素晴らしいです。

先述のトラックシーンだけじゃなく、ウリ坊の空に浮遊するシーン、プリンの美味しそうなカットなど。

アニメ好きなら、是非見てほしい一作でした。

 

以上、『映画「若おかみは小学生!」ネタバレ感想考察解説。タイトルで敬遠したら損します』というお話でした。

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