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「THINK WILD あなたの成功を阻むすべての難問を解決する」感想。

「THINK WILD あなたの成功を阻むすべての難問を解決する」の感想・書評です。

アントレプレナー(起業家)になるための心構えについて書かれた本。

 

著者はリンダ・ロッテンバーグさん。

1997年、エンデバーを設立。以来、4万人を超える起業家と面談、審査の末1000人以上の起業家を支援。

タイム誌「21世紀のイノベーター100人」、U.S. News誌「アメリカのベストリーダー」の1人に選出されています。

「THINK WILD あなたの成功を阻むすべての難問を解決する」の面白かった所

「THINK WILD あなたの成功を阻むすべての難問を解決する」の面白かったポイントまとめ。

 

新しいことを始める時の教訓「そう簡単に理解は得られない」

新しいことを始める時の教訓として「そう簡単に理解は得られない」と著者は述べます。

周囲と逆の発想をすることがアントレプレナーになるための第1歩だとするならば、周囲が最初から、こちらの考えを受け入れてくれると期待してはならない。

 

起業家になる時のエピソード

起業家になる時のエピソードが具体的で情緒的。

親の気持ちもわかるし、挑戦したい気持ちもわかりますね。

父の説得が失敗に終わったと見てとると、今度は母が別の方法で攻めてきた。「卵子だって、 いつまでも若くはないのよ」。そのときのわたしは8歳。そして同じ歳の頃、母はすでにわたしと弟を産み、妹を宿そうとしていた。母はこう言いたいのだった。夢を追うよりも、時を刻む時計の音を気にすべきではないか。母はさらにこうも言った。「それに結婚するつもりなら、今みたいに、しょっちゅう飛行機に乗るのも止めておかないと」
というわけで、そのときのわたしは、両親が望む娘の姿と、自分がなりたい自分の姿とのあいだで板挟みになっていた。

父親に本心を告げたシャディもそうだった。クックとセングルマンが、公園で他の母親たちと話をしたときもそうだった。カサレスは、カウチで眠るふたりの妹を見たときに、同じ気持ちを味わった。わたしの知るアントレプレナーのほぼ全員が、いつかの時点で同じ体験をしていた。周囲の期待に応える安全な道を進むのか、それとも行く先もわからない道を切り拓くのか。不安と希望の十字路である。
そして、わたしは希望を選んだ。「もうあと戻りはできない」。目に涙を浮かべながら、母にそう告げた。「随分長く考えてきたことだから。これがわたしのすべきこと、これがわたし本来の姿なの」

大きな挑戦をするときには

  • 周囲の期待に応える安全な安全な道を進む
  • 行先もわからない道を切り開く

という2つの道の間で揺れ動きます。

※ただしメンタリストDaiGoさんが言っていましたが「副業から初めて起業につなげるほうが成功率は高いそう」なので判断は慎重にどうぞ

 

事業計画の重要性は?

事業計画の重要性は意外と低いと著者は言います。

ハーバードビジネススクールのビル・ ソーマン(起業ファイナンスの第一人者)が書いた「優れた事業計画の書き方」という論文にて以下のように結論づけています。

  • 「数百社のスタートアップを見てきた経験で言えば、新規事業の成功を占う判断材料として、事業計画は1から10までの目盛りで言えばせいぜい2でしかない」
  • 「事業計画を念入りに作成すればするほど、新規事業は残念ながら失敗しやすい」
  • 「たいていの事業計画は、数字の水増しと言葉を費やすことに時間をかけるあまり、優れた事業とは周囲の状況に適応して変化するものだという点を見落としている」

 

ただし事業計画を寝ること事態は悪くはないと言っています。大事なのは各タイミングで、あまり早い段階で書くと事業の勢いを失うようです。

 

成功した起業家たちの初期のエピソードが凄い

成功者たちのエピソードが面白いのでまとめました。

 

バナナ・リパブリックの計画しないことが最善の計画という話

「バナナ・リパブリック」という世界中で600店舗以上を展開しているブランドがあります。

この創設者の二人は周囲に散々反対されながらも、とにかく行動したのだとか。

ふたりは750ドルをはたいて、スペイン軍パラシュート部隊の放出品だという、中古の半袖シャツを仕入れた(イギリス統治下時代のビルマジャケットは、見つけるのが難しいうえに、古着でも値が張りすぎた)。

メルとパトリシアは、当時を「計画もなしに、とにかく行動した時期」だと振り返る。

「それが、僕たちの事業計画だった。仕事をやめた記者と法廷画家が、自力で成功するための完璧な事業計画だったんだ」

できあがったばかりのカタログを、誇らしげに友だちに見せたところ、ひとりがページをめくってこう言った。「まさか、本気で売れると思ってるわけじゃないよね?」。もうひとりの友だちもつけ加えた。「これを、本当にダイレクトメールで送るつもりなの?」。パトリシアは激しく動揺した。そして友だちが帰ったあと、メルのほうを向いて、諦めたほうがいいのではないかと弱音を吐いた。「今さら引き返せないよ」。メルは答えた。

一番の事業計画は「計画もなしにとにかく行動すること」だった、というのが面白いです。

また、友人たちからの反対に屈しなかったのも重要だったのでしょう。

 

ちなみに著者のリンダ・ロッテンバーグは以下のように語ります。

  • 事業を立ち上げたばかりの頃に、家族や恋人の意見に頼りたい気持ちはよくわかる。
  • 彼らは宣伝せずとも買ってくれる。好みやセンスも似ている。しかし本当の顧客ではない
  • 友だちの意見で、 アイデアを試してはならない。

 

ウォルト・ディズニーが「ミッキーマウス」を生むまでの話

ウォルト・ディズニーが「ミッキーマウス」を生むまでの話が面白かったので紹介します。

ウォルトは、ニューヨークの映画配給業者であるマーガレット・ウィンクラーに提案書を送り、実写とアニメーションとを組み合わせた短編『アリスの不思議の国』の続編と、「しあわせウサギのオズワルト』を主人公にしたアニメーション映画の制作を持ちかけた。ウィンクラーから資金提供の約束を取りつけたが、この世界に疎いウォルトは、権利の管理権を相手に渡してしまったのである。

ウィンクラー(悪いやつ)はこの後

  • ウォルトの会社からアニメーターを引き抜く
  • 制作費の切り詰めを迫る
  • しあわせうさぎのオズワルトの全ての所有権を要求

とウォルトに働きかけます。

負けじと闘うのか…と思いきや、ウォルトはこの戦いを放棄します。

ウォルトはミンツの部屋に乗り込むと、新しい契約書を彼の前に突きつけて怒鳴り声を上げた。「これでいいだろ。あのちっぽけなウサギはお前にくれてやる!」
長い汽車の旅のあいだ、ウォルトは考え込んでいた。「帰りの汽車のなかで、夫は怒り狂うライオンのようでした」。リリアンはそう語っている。契約を失い、収入を失い、アニメーターを引き抜かれたうえに、キャラクターまで失ってしまったのだ。

しかし、アントレプレナーであるウォルトは、次の手を打つことを決意します。

犬や猫、クマ、ウサギといった可愛らしい動物には、すでに人気のキャラクターが存在する。ウォルトは考えた。「まだキャラクターになっていない動物は、ネズミくらいのものだ」 ウォルトは汽車のなかでスケッチを始めた。そして、カンザスシティに着いたときには、赤いベルベットのパンツに白いボタンをふたつつけた、ネズミのキャラクターが誕生していた。 

不安と絶望のなかから生まれたミッキーマウス。

ウォルトは「ものごとがホイップクリームのようにスムーズに進むときよりも、困難に見舞われたときのほうが、私は本来の力を発揮する」と自身の性格を分析します。

 

アマゾンのジェフ・ベゾスの後悔最小化フレームワークの話

アマゾン創設者のジェフ・ベゾスの話も面白い。

起業する時に「後悔最小化フレームワーク」を使って選択をしたのだとか。

ジェフ・ベゾスは会社員をしながら、Amazonのもととなるアイディアを思いつき、上司に話しました。

しかし上司は「それは優れたアイデアだ。だけど、君みたいなすばらしい職業と地位に恵まれた人間が始めることだろうか」と言って引き止めました。

そこでジェフ・ベゾスは「後悔最小化フレームワーク」という理論を考え出し、後悔の可能性を最小限に抑えるためのリストを作成しました。

「自分が初歳になったときのことを想像して、『自分の人生を振り返ったときに、後悔の数を最小限に抑えたい」と思った。

今の会社を辞めて、 オンラインビジネスに身を投じたことは後悔しないだろう。たとえ失敗したとしても、後悔はないはずだ。

「だけど、ひとつだけ後悔するとしたら、それはこのアイデアを試さなかったことだ」

 

 

以上、「THINK WILD あなたの成功を阻むすべての難問を解決する」の個人的に面白かったところをまとめました。

起業に限らず、何かに挑戦したい人はぜひ読んでみてください。

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