「進撃の巨人」最新話までの感想と考察です。
※最新刊29巻以降(30巻相当の119話、120話、121話、122話)のネタバレがありますのでご注意ください
追記:進撃の巨人122話の考察を書きましたので、どうぞ
単行本30巻も発売しました!
「進撃の巨人」最新話までのネタバレ考察(30巻以降)
ネタバレありで書いていきます。
解説はこちら↓
進撃の巨人 119話「兄と弟」 ネタバレ考察(30巻1話目)
進撃の巨人 119話「兄と弟」はざっくりいうと、こんなあらすじ・内容でした(ネタバレ)
- エレン(始祖)とジーク(獣)がついに接触
- ジークは「ファルコの獣化」を止めようとするコルトの願いを無視して、叫ぶ
- ガビの銃弾がエレンに炸裂し、頭が吹き飛ぶ
ジークとコルト。二人の兄の感情は?
タイトルの通り「兄と弟」の話でした。
ジークもコルトも、ふたりとも「弟」を思う兄です
一瞬の逡巡の末、ジークが出した答えは

引用元:進撃の巨人
弟を想う気持ちは…よくわかる…
だから …残念だ
進撃の巨人119話
というもの。
これはある種「目的こそ最優先」というジークの行動原理が現れている場面です。
愛情(兄弟の愛情)よりも、自身の目的のほうが大事という意味。
これはきっとエレンに対しても当てはまりますよね。
実際、「エレン、お前だけは分かってくれる」「理解者だ」というのは彼の願望でもあります。
ジークのエレンへの感情は兄弟愛だけじゃない
人間の心理というのは一筋縄では行かないので
- グリシャへの憎しみ
- 憎しむ自分を正当化したい
- 始祖の巨人所有者のエレンの力を使うために懐柔させたい
- かわいそうなエレンを救いたい
- 恩人であるクサヴァーさんのため
という様々な感情が入り混じっているように推測されます。
もちろん、作品内のジークの言動としては「エレンを救いたい」と一貫していっていますが、兄弟愛以上に「自己の目的」が大事なはず。
この辺りが「皆を救って、世界も救う!」的な少年漫画ではありえない展開です。
ピクシス司令の諦める表情がたまらない
もう一つ特筆するべき表現が、ピクシスの表情。
大好きなお酒を飲みながら、すべてを悟り、諦めた表情をしていました。

引用元:進撃の巨人
彼も、エルヴィン同様に「肩の荷が降りた」のかな、という感じも。
そもそもピクシス司令という人は、エルヴィンやザックレー総統と違い「全体のため」に動いていた人物です。
その全体とは壁内人類という大雑把なくくりであり、特定個人への肩入れは基本的にはしていない冷静なキャラです。
今回も、巨人化したときから信頼していたエレンを裏切り、エレンを食べさせる計画をしていました。
「行動原理」こそあれど「信念」がないキャラクタとも言えますね。
「壁内人類大多数の幸福」を目指す仕事は、おそらく一つの重荷だったのかな、と思います。
自由にある代償。その荷を降ろせた…と感じたのでしょう。
関連記事エレンと自由の代償
エレンはファルコを救いたい
エレンはファルコを救いたいのは確実です。
ジークの叫びを止めようとしていました。

引用元:進撃の巨人
「良いやつには長生きして欲しい」というのがエレンの一つの考えです。
実際ファルコと会った時言っていたことは今も変わらず思っているはず。
ちなみにライナーとの会話を聞かせたのは、足止めの意味もありますが、
「無知は自由からかけ離れている」というエレンの考えがあったからだと思います。
マーレ国の襲撃で多くの人を襲撃しているエレンなので、目的のためには犠牲は仕方ないと考えているはず。
その観点でいくと、今回ジークの叫びを止めるのは不合理です。
身体が勝手に動いたのだろうな、と思います。
※もちろん「無垢の巨人」=不自由な状態にしたくなかったでしょうけど
エレンの頭が吹き飛ぶ衝撃。とはいえ、コレは2回目…
エレンの頭が吹き飛んだのには驚きました。
しかし、よく考えたら、第1巻でも「巨人に食べられた」のが衝撃でした。
※主人公が1話目でいなくなる斬新な漫画と勘違いしましたw
今回も、エレン死亡か!?と思わる描写でしたが、流石にそれは無い…と我々読者は訓練されています。
進撃の巨人 120話「刹那」 ネタバレ考察(30巻2話目)
進撃の巨人 120話「刹那」はざっくりいうと、こんなあらすじ・内容でした(ネタバレ)
- 座標の場所でエレンは目を覚ます
- ジークとエレンはお互いに本心を探り合う
- ジークの力で二人は過去の記憶を見ることに
すべての「道」が交わる座標とは?
ジークとエレンが訪れたのは、すべての「道」が交わる座標。
始祖を継承した王家が来て、始祖の力を行使した(壁内人類の記憶をなくした)場所らしい。
現世の時間とは別の時間で生きていそうです。
- 始祖ユミルは悪魔と契約し、巨人の力を得た
- 巨人の力は分断されたが始祖の巨人がオリジナル的な存在
ということを考えると、この場所こそが悪魔と契約した場所な気もします。
いずれにせよここは「時と空間」から隔離された場所でして、始祖の巨人と王家の血が揃って初めてアクセスできる場所っぽい。
で、普通なら不戦の契りで捉えられてしまうのかな。
レイス家で継承したものは、力を持った瞬間にここに来るのだと思う。
で、この場所で以上に長い時間拘束されて、巨人全体の歴史MOVIEを見せられて、悔い改める。
結果、現世に戻ったら「戦い反対モード」になるのかなあという気もします(妄想ですw)
始祖ユミルは、悲運な少女
「座標」の場所で、始祖ユミルは、貧相な服を着て、一人で巨人を作り続けていたようです。
ここは時間の感覚が現世とは違うので、ユミルは「果てしない時間」をかけて、巨人要請があるたびに作っていた、と。
王家の血を引く者の命令を聞き続ける奴隷だ、とジークは語ります。
まるで「穴をほって、また埋める」ような終わりのない作業でして、地獄ですね。
エレンは「ヒストリアが子供を生み続ける(役割に支配される)」という不自由さを嫌っていました。
ユミルらしき少女も、ここで囚われ続けているので、それを開放する役割がありそう。
彼女がいなくなったら、巨人を作るものはいなくなるので、世の中にこれからは巨人が生まれなくなる(巨人能力がなくなる)と思います。
ということで、きっとエレンが彼女を救い(というか成仏させて)、世の中に巨人的な力はなくなりましたー!的な展開になるはず。
※世界に「ユミルの民は安心だよ」って伝えられるかはまた別問題だけど
不戦の契りは「自由に動けない」鎖
ジークがつけている鎖は「不戦の契り」。
自由に動けず、始祖ユミルに命じられないらしい。
こんな具体的なモチーフとして、この座標の世界では存在していのが驚き。
で、結局これをジークは無力化。
エレンを騙すために、始祖ユミルに頼んで、「偽物の鎖」を作っていたようです。
…だけどそもそも本当に縛られていたんですかね?
ジークの発言には常にブラフが仕組まれているので、疑わしい。
「脊髄液を飲んだ瞬間に巨人化する」という嘘も、場を支配するための刷り込みでしたからね。
この会話の中でもエレンに何か嘘を言っている可能性も大いにある。
エレンの裏切り(安楽死計画にはやっぱり反対だった)
エレンの裏切りが発覚です。
安楽死計画にはやっぱり反対でした。

引用元:進撃の巨人
まあ自由にはもっとも程遠い考えですからね、エレンが賛同するわけがない。
にしても、エレンもジークもお互いを信用していないのが流石ですw
兄弟それぞれ裏切ることを考えて(というか想定して)ここまで来ているのが考え似ている。
常にエレンは独自の考えがあって動いていたんですね。
ミカサとか、アルミンへの強い攻撃も、やはり目的の為の手段だった感じがします。
避けられない悲惨な未来を回避するための仕方無しの行動だったのだろうと。
「自分が嫌われ者になる」のがエレンの目的だと思います。
世界の敵になり、自分を復讐する人が誰もいない状態にする。
その上で、自分が死んで、世界に平和が訪れる(エルディア人は悪くないアピール)ということかなあ、と。
ガビがエレンを撃ちましたからね。
まだエレンはもう少し生き残ると思いますが、誰もが「ガビが世界の悪エレンを葬った」というのは目撃しているので、
英雄へーロス的な存在になるだろうと。
グリシャの過去の記憶に干渉するジークとエレン
グリシャの過去の記憶を見る中で、グリシャが「現在のジーク」の姿を見ます。
「あんなおっさんなわけない」
と言っているように、想像や夢ではなく、たしかにジーク自身の姿を見ています。
これは次の話でどういうことかわかりますね
121話は別冊少年マガジンでも読めます↓
1番気になるのはエレンの記憶の断片
なんといっても今回一番の謎はエレンの記憶の断片です。

引用元:進撃の巨人
エレン・グリシャ・クルーガーの記憶が混ざっていると思われます。
※始祖・戦鎚の記憶も混じっている可能性もあり
右下なんかはグリシャの妹の絵ですよね。
で、ミカサの左下の「隙間から家族が殺されるのを見ている絵」はクルーガーの記憶。
革命軍の家族が殺されるときの話でしょう。
これを見て分かるように「重要な記憶(印象的な記憶)」が大きいですよね。
となると、ミカサとアルミンの次に大きく映っている「謎の少年」(帽子かぶっているパーマ少年)が一番の謎。
誰の記憶か不明ですが、必ずこの後触れられるはずですので、覚えておくべきですね。
※最低限言えることは「手前の人の手」は男性っぽいということ
進撃の巨人 121話「未来の記憶」 ネタバレ考察(30巻3話目)
進撃の巨人 121話「未来の記憶」はざっくりいうと、こんなあらすじ・内容でした(ネタバレ)
- グリシャに愛されていたことをジークは知る
- 進撃の巨人の能力は「未来の記憶」を見ること
- エレンはグリシャに「未来の記憶」を見せて、働きかけていた
進撃の巨人の能力は「未来の記憶」を見ること
タイトルでもある進撃の巨人の能力は「未来の継承者の記憶を覗き見られる(未来を知る)」だと判明しました。
この能力を使って、エレンはグリシャに働き変えていたんですね。
この展開、めちゃくちゃ面白い。
非常にメタ的な立場から、物語・歴史を動かしていたということ。
エレンはグリシャに見せる記憶は制限していた(都合の良いものだけを見せていた)ようですし、完全にエレンの脚本の上だったようです。
エレンはいつ未来の記憶を見たのか?
ヒストリアに触れて、未来の記憶を見られるようになったっぽい。

引用元:進撃の巨人
そもそも「進撃の巨人の能力」なのであれば、継承した瞬間から見られても良かった気がします。
しかし今までエレンが見ることはありませんでした。
これは、継承者はいないで、エレンに未来を伝える人はいない、ということかもしれません。
※普通の歴史通りに行けば、パラディ島は滅び、進撃の巨人継承者はいないのかも
ヒストリア(王家)に触れたことで、覚醒したのであれば、なぜロッド・レイスうんぬんで触れたときには駄目だったのか?
という謎も残りますね。
SFでよくある設定のように世界線が分岐していて、ようやく見られる世界線になったからかな、という気も。
※成人向けアドベンチャーゲームでよくある「Aルート」「Bルート」をクリアしたら「TRUEルート」が見えたみたいな
グリシャはいつ大人エレンを認識したのか?
今回の一番の驚きはコレですよね。

引用元:進撃の巨人
ここに来て、1話目のあのシーンに意味があったなんて!という。
パカログ
少なくとも、地下室にノートを隠し、鍵を持っているときには、エレンの方を向いていますよね。
で、襲撃の前に「秘密にしていた地下室を見せてやろう」と言っているときもエレンを見ています。
ジークの王家の血の力でタイムトラベルしている今だけできる「進撃の巨人の能力覚醒版」みたいな感じなのかな。
普通は記憶を知るだけ。でも今はエレン自身が任意に記憶を見せられる、と。
グリシャの非情な表情の理由は?
グリシャは非情な表情を浮かべて、壁の王のいる教会の地下へと入っていきます。
悲惨な表情は「自分が死ぬこと・妻ともう会えない」ことを知ったからという意見も一理あります。
でも、それ自体はおそらく進撃の巨人の能力で既に知らされていたんだと思います。
※家を出た時にエレンが見せたのだろうと
むしろ、今まで避けてきた教会に足を踏み入れて「壁の王の家族を殺す」ことを知ったからかな、と。
クルーガーが「ミカサ、アルミン」と言っていたのは進撃の巨人の能力
クルーガーが「ミカサ、アルミン」と言っていたのは進撃の巨人の能力ですね。
クルーガーは「誰の記憶だろう?」と言っていたので、すべてを知っているというわけではなさそう。
エレンはグリシャに働きかけて歴史を変えた?
このあたりが謎。
タイム・パラドックス的な話になるけど、121話時点の未来エレンが誕生するには、そもそもグリシャが壁の王を殺して、エレンに自分を食べさせる必要があります。
しかし、その選択は121話の未来エレンの働き変えてでなされた、としたら、順番が良くわからない。
これはきっと因果が逆転するような話なのだろうと思います。
未来の行動で、過去が変わる。
それに伴い、歴史自体が既に修正されている、というような感じかな。
ジークはグリシャに愛されたかった
ジークがエレンと会ったときから「お前は洗脳されている」「俺はお前の味方だ」と執拗に言っていたのはなぜか?
ジークが「自分は、グリシャに愛されていなかったからではないか」という気持ちがあったからですよね。
グリシャは「使命」のために、家族を差し出し、非常に合理的に、ジークに接していました。
それがジークにとってのある種の心の傷とも言えます。
それを埋めるかのように、ジークは、エレンという賛同者・理解者を得たかった。
「グリシャが間違えていること」ひいては「自分を愛さなかった彼の考えはおかしく、彼の理想は消えれば良い」という考えですね。
「父親の望んだエルディアの復権を否定し続けることでしか自分自身を肯定できない、哀れな男」
とエレンが語るように、グリシャの目的はそもそもにして、ある種「自分のコンプレックス」から来ています。
しかし、121話。
ジークは「グリシャに愛されていた」と知ります。

引用元:進撃の巨人
聞きたかった言葉を思いがけず聞くことになり、彼の心はきっと変わっていくはず。
グリシャに洗脳されていたのではなく、洗脳していたエレン
ジークはさんざん、エレンはジークに洗脳されている、と言っていました。
しかし実態は、エレンこそがジークを洗脳(というか脅迫)していたのですね。
「パラディ島編」が終わってからは、マーレに舞台が移り、エレンは完全に「悪役」みたいな扱いですね。
で、今回の話も、それに拍車をかける展開にw
ジークはさんざんとパラディ島の住人を殺しましたが、グリシャとのいざこざ、クサヴァーさんとの思い出などで、良い人ポイントがやや上がっています。
ジークの行動は「仕方なかったんだ」という感じ。
そして、今回、グリシャからの謝罪を経て、彼をついつい「正義サイド」で見てしまいそうになります。
しかし、これは進撃の巨人の罠かな、とw
壁の外からやってきたライナーたちにも「仕方ない事情」があったように、エレンにも事情が絶対あります。
「魔王一人(エレン)」を倒すために「正義の味方」が倒すみたいな雰囲気ですけど、エレンの葛藤と後悔が語られるのかなーという予想です。
進撃の巨人 122話「二千年前の君から」 ネタバレ考察(30巻4話目)
進撃の巨人122話「二千年前の君から」はざっくりいうと、こんなあらすじ・内容でした(ネタバレ)
- 始祖ユミルは謎の有機生物と接触
- エルディア人の正しい歴史が判明
- 地鳴らし発動
10年越しにタイトル「二千年後の君へ」伏線が回収
10年越しにタイトル「二千年後の君へ」伏線が回収されました。
二千年前のユミルからエレンへの物語だったということですね。
これはエレン自身が「オレをここまで導いたのはお前なのか?」と語るように、ユミルの反抗の意思(進撃の巨人の能力)が導いた結末だったように思えます。
ここから分かることは、巨人の継承者がエレンで最後ということですね。
更にはこの進撃の巨人という物語の終わりももうすぐということが明らかになりました。

進撃の巨人122話
ユミルの生涯の悲惨さ
ユミルの生涯の悲惨さ、奴隷という精神、王に逆らえないことが今回わかったことです。
ユミルの回想の背景としては、フリッツ王が、ある地域を占領するために攻め入った。
そこでユミルたちは負けた人民として捕虜、奴隷とされた。
その際に、ユミルの両親は殺された(舌を切られている描写あり)
という感じかと。
当然フリッツ王に憎しみは持っていたと思うのですが、巨人の力でもって復讐することはなかったですよね。
更には、死ぬ間際「王の気持ち」を図るように、彼の方を見たりもしていました。
※子どもを3人みごもっていますし、始祖ユミルは初代フリッツ王に特別な感情を抱いていたはず
しかし、彼女はそのまま死ぬことを選びました。ライナーが死のうか迷った末に死んだように、おそらくユミルも巨人の力で復活できたのでしょうけれども、死を選んだのだと思います。
ユミルも舌を切られていた可能性もあり
ユミルの両親はおそらく死んでいます。
ユミルも両親同様に「舌を切られていた」可能性もありますね。
つまり、今回のエレンの問いかけにも表情のみで答えていたのは「喋れなかったから」とも
王家の命令だけを聞いていたのはトラウマであり、奴隷という洗脳だから
グリシャが言っていたように「ユミルは王族の命令しかきけない」という人物です。
それはなぜかというと、今回描かれていたようにフリッツ王の洗脳(お前は奴隷だ)があったから。
これが彼女の選択、生き方のベースとしてあったのですね。
で、その拘束をエレンが解いたというのが今回の痛快さに繋がるわけです。
エレンとグリシャの違い
エレンは何度も「お前が決めろ」と言い放っていました。
これはグリシャが、フリッツ王のように「巨人を産めない状態にしろ」と上から命令したのとは違いますね。
完全に同じ目線、立場で語りかける。
それゆえ、2000年もの間、奴隷のように巨人を作り続けた少女ユミルの心が動いたのだと思います。
というか、ずっとユミルは「王の命令だけを聞かなきゃいけない」と思い込んでいたのかも。
反抗するのも怖く、逆らえないものだ、と。
しかし、エレンの発言で「自分は自分の自由意志で選択して良い」と気づいた。
それ故の涙であり、選択だったのかな、と。
クルーガー「始祖ユミルは有機生物の起源と接触した少女」
今回、ユミルが巨人の力を得た経緯が判明しました。
進撃の巨人88話でグリシャが言っていたセリフがその答えだったようです。
クルーガー「始祖ユミルは有機生物の起源と接触した少女」

引用元;進撃の巨人88話
で、その正体がこちら。
脊椎に寄生する謎の生物でした。
水中で暮らしていたので、水の中で独自に進化した生物かも知れませんし、宇宙から来たUMA的な存在の可能性もあります。

謎の生物 脊椎に取り付く
結局、悪魔と契約というのは嘘だったのか?そもそも彼女が捉えられていた「道」という場所は何なのか?はまだ謎。
この生物が彼女を奴隷として扱い、巨人を作る世界を存続させて、自身を生きながらえさせているという可能性もあるかな、と。
エルディア人の歴史とマーレ&復権派の主張の答え
フリッツ王が語るようにユミルがやったことは以下の2つ
- 道を開き、荒れ地を耕し、峠に橋をかけた
- フリッツの名の元、憎きマーレを滅ぼす
どちらフリッツ王に命令されてやっただけでしょう。
ユミル自身の意思はそこになかったはず。
で、ここで思い出すのは、マーレ派とエルディア復権派のセリフですよね。
- マーレの主張「民族浄化が約1700年間続いた」
- 復権派の主張「荒れ地を耕し、道を作り、峠には橋を架けた」
結論としては、どちらも正しいということが分かりました。
現代の歴史と同じ用に、白黒でハッキリ分けられない、むしろどちらでもあるという結論でした。
なんとも救えない話。
進撃の巨人アニメ2期のED「シーナ、ローゼ、マリアが母親の脊椎を食べるシーン」
進撃の巨人アニメ2期のEDである
「シーナ、ローゼ、マリアが母親の脊椎を食べるシーン」
が進撃の巨人122話にして描かれましたね。

引用元:進撃の巨人アニメ2期エンディング
これによって、ユミルというかあの脊椎生物の力は分散し「道」が3本に分かれました。
アルミンのジョークが現実になる(地鳴らし発動)
アルミンのジョークが現実になったのも見どころ。
アルミンが
「少なくとも100年間ずっと立ちっぱなしだったから…そろそろ散歩でもし出すと思うな…一斉に」
と進撃の巨人34話”戦士は踊る”で語っていましたが、まさにそのとおりの展開に。
フリッツ王の「お前は自由だ」が全然自由じゃない件
フリッツ王のセリフ「お前は自由だ」が全然自由じゃないです。

引用元:進撃の巨人122話
コレって、全然自由じゃないですよね。
こちらの進撃の巨人考察動画の後半の解説の通り、「ユミルに対する言葉」が反転して、生まれてくる赤子ユミルに投げかけられるという展開になりそうです。
8体の巨人たち
8体の巨人たちが移されている絵がありました。
これは「始祖の巨人」以外の8体だと思います。
一匹だけ、見慣れない容姿の巨人がいますが、これはおそらく「進撃の巨人」のはず。

進撃の巨人8
アギトの巨人の上にいるのが進撃の巨人っぽい。
で、フリッツ王家だけが「始祖の巨人」を保ち、戦闘には参加してなかったんだろうなーということも分かります。
エレンの「オレがこの世を終わらせてやる」発言の真意とは?
これは「この世界を地鳴らしで終わらせる」という意味ではないと思います。
おそらく
- 生まれながらにして全てが決まっている不自由な世界
- 奴隷、家畜のように他人に支配されている不自由な世界
- 巨人の力が意味を持つ世界
- ユミルが巨人を作り続けなければいけない世界
を終わらせるということ。
地ならしはフェイクだと思うんですけど、どうなりますかね。。。
・・・って感じで、次回も楽しみです。
コメント失礼します!!一つ気になっていたことがあって、「記憶の断片」の左上の端、一番小さいコマに、「進撃スクールカースト」が入り込んでいて、衝撃を受けたのですが、これは、諌山先生の遊び心なんでしょうか・・・今まで、こういう「ふざけ」は見たことがなかったので、本気で…まさか、繋げないよな…でもなんで?!?!となりました。誰か、これに気づいた人と話会いたいです。
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}==。ァ ::,, ==。== ::::::r;=、ミ|. \ l O U
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