Audible無料体験で3000円もらえるのが超お得

西野亮廣「魔法のコンパス」「革命のファンファーレ」感想。創作者の生存戦略とは?

キングコング西野亮廣さんの「魔法のコンパス」「革命のファンファーレ」の感想・書評です。

  • 創作者の生存戦略とは?
  • 現代に生きる表現者の戦い方は?

と言った話が、西野さんの実体験に基づいて、なかなか見ない独自の比喩で語られていて面白かったです。

正直「お笑い芸人なのに絵本作家もやっていて、片手間で色々やってるなー」と穿って見方をしていました。

本書を読んで「めちゃくちゃ考えて、面白いことやってる」と分かりました、西野さんすみません…

※お笑い芸人としては、ゴッドタンの劇団ひとりさんとの絡みが好きですw

 

革命のファンファーレの感想

続けて、革命のファンファーレの感想…というか面白かった箇所の「まとめ」です。

具体的な手法がたくさん載っていて、超面白い。

 

好きなことを仕事化する時代

西野さんは以下のように述べています。

「好きなことをして生きていけるほど、世の中は甘くない」と言われても、好きでもない仕事は消え、好きなことしか残らなくなってきている。

ここからは、”好きなことを仕事化するしか道が残されていない”時代だ。

 

信用の勝ち取り方

信用の勝ち取り方についても西野流が書かれています。

  • 嘘をつかない
  • 仕事だからといって、マズイ飯を「美味い」とは言わない。
  • 大御所にもひるまず意見をぶつける

 

ちなみに「好感度(認知)と信用(人気)は違う」という考えが裏側にありますね。

あくまでもファンになるような信用(人気)があることが重要。

それがあれば、オンラインサロンの会員も増えて、活動の幅が広がると。

 

逆に言うと、オンラインサロンという環境があるからこそ、スポンサービジネス(広告ビジネス=好感度ビジネス)ではない生き方ができるようです。

 

信用通帳

預金通帳の信用バージョンとして「信用通帳」をつくっている話も面白い。

自分の現在の信用値を出して記録しているそうな

  • 今、自分の信用がどれぐらいか
  • 今月はあとどれくらい信用を使えるのか

など、お金同様に信用をペース配分して使っていると。

 

アンチを手放してはいけない

こういった話はおそらく、岡田斗司夫さんとの対談から生まれたものだと思います。

アンチも含めて、自分の評価、信用につながると。

詳しくはこちらの本をどうぞ。

 

西野さんは手法として、「あえてアンチコメントをリツイートする」と言っています。

そうすることで、批判する人たちに「同じ声をあげている仲間がいる」と知らせて批判派で徒党を組ませて勢いに乗らせるそうな。

賢いやり方。議論を生むことはコスパの良い宣伝だと。

 

作品はお客さんの手に届いてこそ完成品

現代は情報に溢れた時代です。

だからこそ「良い作品を作れば勝手に売れる」という幻想は通じません。

西野さんは断言します。

  • 作品というのは、生み出しただけでは、世の中にカウントされない
  • お客さんの手に届いてようやく、作品を生んだことがカウントされる
  • お客さんの手に届くまでの導線づくりも、作品制作の一つだ

 

紙の絵本を売るためにあえて縦スクロールにした

紙の絵本を買ってもらうには、乗り越える壁が2つあります。

  • 内容を知って貰う必要がある
  • 絵本という物質(付加価値)に、価値を感じてもらう

 

ということで、西野さんは大胆な手法を使います。

  • Web上で無料公開した
  • スマホで読み聞かせを防ぐために「縦スクロール」にした

 

この考え方は本書のタイトル通り「革命」ですね。

非情に論理的です。

絵本というマーケットが小さいこと、普段は読まない人にもリーチすることなども考えると非情に練られたマーケティング戦略です。

 

いやー、とにかく面白い方法に溢れた本でした。

 

魔法のコンパスの感想

かなり意識的に「目立つこと」「他の人と戦わずに勝つこと」を考えている西野さん。

参考になったエピソードをまとめます。

 

一番便利な部位を切り落とす

西野さんがスターを目指したときに、取った方法は「一番便利な部位を切り落とす」というやり方でした。

はやい話、自分が全てにおいて40点で、何も突き抜けた部分がない平凡な人間であれば、皆が使っているいちばん便利な部位……たとえば「腕」を切り落としてしまう。

皆が使っている一番便利な部位は、当然、自分にとっても便利な部位なので、そこを切り落としてしまうと、最初は、それはそれは苦労するけど、僕らは動物で、それでも生きようとするから、3年後には、コップぐらいなら足でモテるようになる。腕を切り落とさなかったら起きなかった進化だ。

これには続きがあって、

  • 手が使えないなら、足でコップくらいなら持てるようになる
  • 足でコップを持てるようになったら、自分に注目集まる

というオチに。

つまり、レアな人になるのが大事、そのためには「あえて制限する」ということですね。

 

レアカード化するのが大事

今の時代には、レアカード化して「稼げるようになる」のが大事という話もあります。

元ネタは、リクルートを経て現在校長になった藤原和博さんの「必ず食える1%の人になる方法」という本ですね。

 

簡単に言うと何かの分野で「100人に1人」になるのを、3つの分野をまたいで行いましょう、と。

そうすることで「100分の1」✕「100分の1」✕「100分の1」で、

「100万分の1」の人材になれるというのがポイント。

 

西野さん自身もお笑い芸人以外のしごとをしたことで、レアカード化していますね。

 

タモリ節も面白い「人間の中の好きという感情が戦争につながる」

絵本「オルゴールワールド」の原案はタモリさんらしいです。

タモリさんから「戦争のなくし方」を問われて真剣に考えた結果らしい。

「戦争がなくならない理由は何だと思う?」とタモリさんが言った。

それはな、人間の中に「好き」という勘定があるからだ。そんなものがあるから、好きな物を他人から奪ってしまう。また、好きなものを奪ったやつを憎んでしまう。ホラ、自分の恋人を○○したやつを「殺したい」と思うだろ?

でも、恋人のことを好きじゃなかったら、攻撃に転じることはない。

残念だけど、人間の中に「好き」という勘定がある以上、この連鎖は止められないんだよ。

 

さらにタモリ節が炸裂。

LOVE&PEACEという言葉があるけど、LOVEさえなければ、PEACEなんだよ。

その生き方は、かぎりなく動物や植物の世界に近いな。

ただ「好き」がない世界というのも、ツマラナイだろう?難しい問題だよ、これは。

どうしたもんかね?

LOVE&PEACEではなく、LOVEがないならPEACEが成り立つという視点です。

面白いですね、仏教的な考えだと思います。

 

 

って感じで、西野さん自身に興味がなくても

「今どきのマーケティング戦略」「評価が大切な時代の生き方」を知りたい人は、是非読んでみてください。

個人的には、革命のファンファーレの方が役に立ったので、是非こちらをどうぞ。

コメントはお気軽にどうぞ!(反映には時間がかかります)