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M-1グランプリの感想と分析。自分が番組プロデューサ、お笑い芸人、審査員ならどうするか

M-1グランプリの感想と分析です。

自分が番組プロデューサ、お笑い芸人、審査員ならどうするかを妄想してみました。

 

アルパカ

特にオチもない日記記事ですよ

M-1グランプリを成り立たせる要素の分析

まず、M-1グランプリを成り立たせる要素の分析から。

  • 番組スポンサー
  • 人気になりたいお笑い芸人
  • 審査員
  • 制作スタッフ、番組プロデューサ

の4者が大きくステークホルダーとして存在します。

 

M-1グランプリの番組スポンサー

M-1グランプリの番組スポンサーは当然「自社のイメージを上げたい」が為にお金を出します。

M-1グランプリ2018のスポンサーとしては、

  • Cygames
  • SUNTORY
  • 日清食品
  • FamilyMart

が名を連ねていました。

独自CMを作っていたCMスポンサーは「GoogleやTiktok」ですね。

「多くの層」が見る「国民的なイベント」にしたことで、多くのスポンサーが集まり、わざわざ独自CMを作るほどのお金を投下していた事がわかります。

 

人気になりたいお笑い芸人

人気になりたいお笑い芸人たちは、M1成立に必須要素。

彼らにとっての憧れの舞台にする必要があります。

 

「夢の舞台」であり「スターダムへの入り口」という印象を大々的に作ることで、多くの芸人の目標になっています。

決勝戦に出るだけでも、

  • 多くの人に認知される
  • 面白さに目をつけた他番組からオファーが来る

という成果があります。

 

昔から、優勝することで「一気にスターになれる」という夢物語が演出されていました。

しかし、初期の優勝者に比べると、今はそこまで爆発的な人気は出ないのが特徴です。

優勝直後は様々なTVに出るのですが、長期的なレギュラー獲得などには結びつきづらくなっています。

※これはお笑いの消費サイクルの加速が原因だと思いますが

 

例えば、笑い飯とろサーモンパンクブーブーなどは面白いですが、現在もTV出演がそこまで多いか?と言われると微妙だと思います。

 

もちろん「人気になる」とは別に魅力的なのが優勝賞金。

身一つで芸人を志した若者にとっての優勝賞金1000万円は大きな額です。

※事務所の中抜きはないとして、二人で折半すると、それぞれ500万円。

税金で約100万円はもっていかれると考えると、400万円の手取りになります。

 

ちなみに出場資格は結成15年以内です。

以前は、島田紳助の『30代になっても結果が出ない場合は、止めないと不幸である』というある種の「残酷な優しさ」から10年までというルールでした。

しかし、M1休止タイミング(2010年以降)もあり、5年延長で「15年」となりました。

 

ある種の「試金石」としてのM1の順位、あるいは「そもそも何回戦まで残れるか」という話。

「この年齢で芸事で結果が出せないなら諦めなさい」という線引はいまや30代後半になり、やや価値を失っているとも思えます。

 

M-1グランプリ審査員

一番むずかしいのがM-1グランプリ審査員です。

そもそもが、審査というのは

  • 定量的に決まること
  • 定性的に決まること

の2種類があります。

例えば、フィギュアスケートや、日本各地のお祭りなどは、その両方をうまく取り入れてやっています。

 

では、お笑いはどうか?

定性的な部分しか判断しようがありません。

会場の笑い声が「何デシベルか(どれくらいの大きさか)」を調べてもどうしようもないでしょう。

 

ということで、一切の定量的なものさしがない審査になってしまいます。

それゆえ審査員達は以下の3つのことを考えるはず

  • 自分にとって面白かったか
  • 観客に受けていたか、一般大衆が笑えたか
  • この笑いを高く評価することがお笑い業界の未来につながるか

です。

 

立川志らくさん、上沼恵美子さんの審査は、もう一つ別の要素が見え隠れしていたので、不評だったと推察します。

それは「審査員である自分がどう見られるか(今後の自分のタレント価値を下げないためにはどうすればいいか)」という点。

つまり「自分のための審査じゃん!」という感想を人々は無意識下に持っていたはず。

 

ただ、これは2人の芸能人としての立ち位置的に仕方ないと思います。

「私は、周囲には理解されないかも知れないけど、独自にこう評価する」という視点が彼らのオリジナリティであり、タレント価値でもあるためです。

 

制作スタッフ、番組プロデューサ

そんな3種類の人々をコントロールし、番組を成立させるのが制作スタッフ、番組プロデューサです。

  • 番組を成立させるために、資金を集め、多くの人に見てもらう
  • お笑い文化の発展を担う

という2つの使命を持った上で、スポンサー、お笑い芸人、審査員(お偉い人々)のことを考えなきゃいけない。

 

また番組のルールも決めないといけません。

最近導入されて目立つルールとしては「決勝戦での順番は、事前に決めない」という方式です。

これは「芸人の待ち時間のフェアネス」と「誰が選ばれるのか分からないドキドキ感」を狙ったものでしょう。

※あと「この芸人だけ見たい」という視聴者に全編見てもらう思惑もあるかも

 

個人的にはこの制度は微妙だと思っています。

当たり前ですが、事前準備がしっかりできる(心の準備が出来る)方が、人は良いパフォーマンスを出せます。

ということで、「より面白い芸(パフォーマンス)」を見たい視聴者にとってはデメリットだよなあという印象です。

 

M-1グランプリとどう向き合うか

では、自分がそれぞれの立場だったら、「M-1グランプリとどう向き合うか」を考えてみます。

番組スポンサー

番組スポンサーとしては特に言うことはないですが、ネットで取り上げられやすい、話題になるようなCMを作るべきでしょう。

 

今回「TiktokのCMを上戸彩がやっていた」のは、若者のイメージがあるTiktokに「30代以降の女性・男性」を誘うために良い施策だと思いました。

しかし、どうしても単発的な効果しか狙えません。

「M1限定でしか見られないCMがあったらしいよ」という声による拡散を自分なら狙います。

 

人気になりたいお笑い芸人

もし自分が人気になりたいお笑い芸人の立場ならどうするか。

ナイツの塙さんのインタビューでも言われていますが「優勝を狙わない」のが良いと思います。

決勝戦を目指すのはマストですが、それ以上の優勝は狙わない。

とにかく足跡を残す、認知される、話題になることだけを目指したネタを決勝戦で披露するべきかなと。

 

今の時代は、単純な金銭よりも評価・影響力がものを言います。

ということで「どれだけ多くの人に認知され、話題とされるのか」が大事です。

そういう意味で、バイキングの「なんて日だ!」のようなキラーフレーズを作り、それを全面に押し出していくという戦略が一番賢いはず。

 

審査員

自分が審査員ならどうするか。

これは何を目的にするかで大きく異なりそうです。

 

TV出演による認知度を上げたいのであれば、やはりギャップのある得点差を付けるでしょう。

 

お笑い文化の発展を考えるのであれば、新たな試みをした人に点を高く付けるべきかもしれません。

あるいは、単純に完成度が高いものに高得点を付ける方向のほうが良いかも。

というのも、新たな試みをして「目立った芸人」は、決勝第2ラウンドにあがれなくても、話題にはなるからです。

 

M1の優勝者は「漫才の完成度の高さ」が重視されるという雰囲気があれば「芸を磨けば、評価される」という好循環につながります。

 

制作スタッフ、番組プロデューサ

自身が制作スタッフ、番組プロデューサならどうするか。

まず先述の通り「決勝戦の順番は、事前に決まるようにしておく」と思います。

 

審査に関して言うと、公平性を目指すのであれば「各審査項目の最高点と最低点を除いて採点する」という方法も考えます。

こうすれば、極端に好き嫌いがある審査員の得点を無効化できるので、納得感は生まれやすくなりそうです。

※一方で、爽快感はないし、差がつきにくくなるし…という感じで一長一短ですね

 

結論:どの立場で考えても難しい

結論としては「どの立場で考えても難しい」というのが正直な所。

面白いM1になっているのに感謝ですね。

アルパカ

特にオチもないけど、番組放送中に考えていたことを書きました

こんなとりとめもないエッセイは気が向いた時に書いてます。

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