私が禁酒に成功した「きっかけ、決意、方法」【断酒して1000日経過】

実は私、禁酒して約3年くらいです。

お酒を辞められたのは、

  • 【きっかけ】お酒のメリットが科学的に否定されたことを知った
  • 【決意】メリット・デメリットを比較して、20代の内に辞めることにした
  • 【方法】「禁酒セラピー」という本を読んだ

という流れでした。

お酒をやめようか迷っている方、辞めたいけど辞められない人に役立つように、解説していきます。

お酒の健康メリットは完全否定されている【2019年時点】

お酒のメリットが科学的に完全に否定されたことを知ったのが、禁酒のきっかけでした。

それまでは、ワインでもなんでも「少しくらいのお酒はむしろメリット」と思っていました。

しかし、「全く飲まない人」のほうが健康的という結論のようです。

これまでの研究では、

  • 1日2〜3杯の酒を飲む人
  • いま酒を飲んでいない人

の2パターンをくらべて「酒は体にいい!」って結論を出してたんですね。ところが、現時点で酒を飲んでない人たちのなかには、過去に体を壊して酒を止めちゃった人も多いわけです。

当然ながら、体を壊して酒を止めた人たちは、適度に酒が飲める人よりも健康状態が悪く、寿命も短くなっちゃう。そのため、統計上は酒を飲む人のほうが長生きのように見えてしまうんですね。

この統計ミスを正すと酒の健康効果は完全に消えまして、結局のところは、

  • 酒をまったく飲まない
  • 飲んでも週に1杯以下

という人たちがもっとも長生きするみたい。

引用元:「適度な酒は体にいい!」が思いっきり否定されちゃった件

 

お酒のメリット・デメリットを比較して、20代の内に辞めることにした

私は、お酒のメリット・デメリットを比較して、20代の内に辞めることにしました。

お酒で得られる物は?メリットは?

お酒で得られる物はそもそも何でしょうか?

  • お酒があると人との会話も弾む
  • 食の楽しみが増える
  • 気持ちよくなれる

などでして、これらのメリットは無視できませんよね。

 

お酒のデメリットはなにか?

お酒のデメリットはなにか?

  • 酔っていて、間違えた行動をする可能性がある
  • お金がかかる
  • アルコール依存症になる危険性がある
  • 正常な思考ができない時間が増える

という感じですね。

 

お酒のメリットを見つめ直した

私の場合は、お酒のメリットを見つめ直しました

  • お酒があると人との会話も弾む → お酒がなくても可能
  • 食の楽しみが増える → 飲み物より食事のほうが楽しい
  • 気持ちよくなれる → お酒を飲まなくても楽しいことはある

その結果、メリットあまり無くない?と気づきました。

 

まず、「お酒があると人との会話も弾む」について。

お酒を飲んだ方が、コミュニケーションが円滑になるのは分かります。

しかし、シラフで話し合える相手と付き合いたいという気持ちが大きかったです。

 

次に「食の楽しみが増える」について。

私は食事のほうが好きでした。

美味しいお酒を飲むよりも、食事のほうが大事だなと思った…という大したことない理由ですw

 

で、最後「気持ちよくなれる」について。

これはハッキリ言って、脳内の快感物質です。

酩酊状態は、所詮は脳が作り出した幻想。

薬でハイになる状態と変わらないし、あまり好ましくないなと思っていました。

 

酔った状態は気持ちよくない&時間が消える恐怖

酔った状態は気持ちよくない。

なんなら不快だ、というのが酔った状態を冷静に観察した時に思ったことです。

 

また、二日酔いの日の絶望がしんどい。

もう二度とお酒を飲むかという気持ちが都度湧いてきます。

※しかし、いつの間にかその決心は消えています。

 

あと、酔った状態だと「時間が消える恐怖」もありました。

「正常な思考ができない時間が増える」のは、私の人生的にはマイナスです。

人生における、自分が思考できる時間、頭を使える時間を増やしたいという気持ちは人生の基本方針として持っています。

 

ということで、メリットを見直し、デメリットも加味した上で、もうお酒を飲むのは辞めようと決意しました。

 

禁酒方法:「禁酒セラピー」は良書だった

禁酒方法ですが「禁酒セラピー」という本が良書でした。

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哲学者ソクラテスは「なぜ?」を繰り返すことによって、相手が真実だと思っていることを打ち砕くことに成功しました。

それと同様に「なぜお酒を良いものだと思うの?」「それって本当なの?」という疑問が次々と投げられて、自分の考えが変わっていく、そんな本です。

 

もちろんコレ以外にも、

  • 周囲にお酒を飲まないと宣言した
  • 飲み会に行く頻度自体を減らした
  • 習慣が続いているか日記をつけた

など習慣化のための方法はありましたが、割愛です。

 

まとめ:お酒を辞めて1000日経ったが、もはや苦しみはない

まとめです。

初期の頃はお酒を飲むか迷ったこともあります。

その日々さえ乗り越えられればうまくいきます。

 

既に、お酒を辞めて1000日以上経過していますが、苦しみは全くありません。

得られるものと失うものを考えた時、お酒を飲まなくなったことは、トータルではプラスだったと感じています。

アラサーの私の人生は長くても残り70年ぐらいだと思います。

残りの人生も、決意を曲げず、お酒を飲まず過ごしていく予定です。