【北海道下川町でノマド】「hyphen,」と「勝手に下川暮らし」で考えた「地方移住と住み方」

北海道下川町に1週間ほど住んでみました。

きっかけは、「hyphen,」という創作ユニットの「勝手に下川暮らし」という企画。

お世話になっているショーヘーさん(@showheyohtaki)が「hyphen,」メンバーでして、その繋がりで遊びに行きました。

当記事では、ブロガー&エンジニアの私アルパカが

  • 「hyphen,」と「勝手に〇〇暮らし」の紹介
  • 下川町で過ごした日々のこと
  • 私が思う今後の地方移住と住み方

を語ります。

 

「hyphen,(ハイフン)」は”地域と暮らし”をテーマとした創作・発信ユニット

「hyphen,(ハイフン)」は“地域と暮らし”をテーマとした創作・発信ユニットです。

詳細はクラウドファンディングの紹介文の通り。

ざっくりまとめると、

  • 主な活動内容は「地域の魅力の発信」
  • 6名構成
  • 全員フリーランス

というグループ(ユニット)です。

 

メンバーは以下の6名。

全員バラバラの職業というのが面白いです。

 

「勝手に○○暮らし」で、暮らしの魅力を伝える

「hyphen,」は地域の魅力を発信する活動を行っています。

過去には、

  • 青森県十和田市
  • 北海道下川町

に出向き、1ヶ月ほど住んでいたようです。

「勝手に○○暮らし」と呼ばれています。

今回、私が遊びに行ったのは「勝手に下川暮らし」。

 

「居住」よりは遠く、「旅行」よりは近い

「hyphen,」はメンバー全員がフリーランス。

だからこそ成立したのが、「勝手に○○暮らし」です。

※普通は1ヶ月も旅行のように「どこかに住む」ことはできないですよね

 

「暮らし」という言葉の通り、

「居住」よりは遠く、「旅行」よりは近い。

そんな立場から情報発信をしています。

 

「hyphen,」の情報発信は

  • 旅行者が書いた「旅先紹介」
  • 地方移住者が書いた「土地紹介」

のどちらとも異なる内容。

「自分が今からその土地に行ったら、どんな暮らしが待っているのか」が伝わります。

この絶妙な距離感の情報発信って、今まで無かったよなーと感じます。

 

北海道下川町とは?どんな暮らし?生活の様子について

北海道下川町は、北の方にある人口約3000人の町。

地方移住している人も多く、外から来る人を受け入れる文化がある場所です。

「hyphen,」メンバーに混じって、下川町でどんな風に過ごしていたかを連々と書いてみます。

 

基本的な一日のスケジュール

私が過ごした基本的な一日のスケジュールは以下の通り

  • 8時:起床
  • 9時~13時:図書館やコモレビ(後述)で読書
  • 13時~15時:下川町の飲食店でランチ、散歩
  • 15時~20時:コモレビで作業
  • 20時~24時:ヨックル(コテージ)で皆で晩御飯食べたりダラダラしたり

観光旅行ではなく「普通に住んでいる」という感じです。

中心部に施設が集まるコンパクトな街づくりなので、徒歩で生活が完結しています。

 

下川町の「ヨックル」に住んでいました

hyphenメンバーが住んでいた「ヨックル」という施設にお邪魔しました。

下川町ヨックル

下川町ヨックル

 

ホテルやゲストハウスではなく、普通の家!という感じ。

キッチン、台所、お風呂も完備。

下川町の主要産業「林業」が関係しているのか、「木のぬくもり」を感じる家です。

 

「hyphen,」メンバーは男子/女子で二棟借りていまして、真向かい(徒歩十秒の家)に住んでいます。

で、朝食時や夕食時に、皆で集まります。

メンバーのめいめいさんの作るご飯がとにかく美味しかったです。

つちめい飯(Instagram)も要チェックです。

 

主な作業場所は、下川町まちおこしセンター「コモレビ」

日中の主な作業場所は、下川町まちおこしセンター「コモレビ」でした。

東京や地方都市よりも、人が少なく静か。

集中するのに最適な場所でした。

下川町コモレビ(コワーキングスペース)

下川町コモレビ(コワーキングスペース)

下川町コモレビ(コワーキングスペース)

下川町コモレビ(コワーキングスペース)

外は雪。

静かな世界。

非日常の中の日常。

 

「今後の人生」についてじっくり考えられる日々でした。

また、妙に集中できる場所でして、作業も捗りました。

 

たまに外に行く(朱鞠内湖でワカサギ釣り)

基本的には、下川町で毎日過ごしていたのですが、1日だけレンタカーで町の外へ行きました。

北海道の幌加内町「朱鞠内湖」でワカサギ釣りをしてきました。

 

森、そして凍った湖。

ワカサギ釣り

ワカサギ釣り

凍った湖の上にあるテントの中に入ります。

湖の下にいるワカサギ(小さな魚)を釣りました。

 

ワカサギは、めいめいさんに調理していただき、美味しくいただきました

※釣れたばかりの魚って美味しいんですね

 

 

森に行ったり、温泉行ったり、ボードゲームしたり

その他にも、夜の森に行って月を見たり、温泉に行ったり、ボードゲームをしたり。

とにかく楽しかった。

五味温泉

五味温泉

下川町ボードゲーム屋

下川町ボードゲーム屋

 

あと、下川町の名店「アポロ」の食事が美味しくてほぼ毎日行っていました。

あと、「鹿肉」が最高に美味しかった。

 

といろいろ書きましたが、旅行や特別なイベントよりも、何気ないただの日常が一番楽しかったです。

 

「hyphen,」の距離感とか

今回、私は「hyphen,」の活動が面白そうだから、フラッと行きました。

 

ショーヘーさん以外の「hyphen,」メンバーと会うのは初めてでした。

皆さん自然体で接してくれました。

下手に「お客さんとして過ごす」必要がない雰囲気で、心地よかったです。

 

毎日、なにか決まりごとがあるわけでもないし、各々自由に行動している感じです。

そのため、私も楽しく、好きなように過ごせました。

 

とはいえ、同じ家に住んでいますし、朝や夜は一緒にご飯を食べます。

毎日ゆるい交流があり、それが心地よかったです。

 

「住み方」の今後とか

勝手に下川暮らしにお邪魔して「住み方」の今後について、色々と考えました。

そもそも働き方が多様化する時代

「住み方」以前に、そもそも「働き方」が多様化する現代。

以前から

  • サラリーマン
  • フリーランス(自営業者)
  • 経営者

という立場はありますが、それぞれで

  • リモートワークする(働く場所は自由)
  • 小さなプロジェクトを作って働く
  • 本業+α(複業)

という働き方が可能になってきています。

「hyphen,」も全員フリーランスなので、場所を選ばず働いています。

そのベースがあった上で実現する「勝手に○○暮らしは」は、新しいなー!と感じました。

 

【住み方】複数人で中期間(1ヶ月)暮らすという試み

「複数人」で「中期間」住み着くというのが、割と新しい(珍しい)です。

「住み方」について分類すると以下のとおり

  • 「1人」&「短期」→旅行@ホテル
  • 「1人」&「中期」→出張、留学@家
  • 「1人」&「長期」→自宅暮らし@家
  • 「複数人」&「短期」→旅行@airbnbとか
  • 「複数人」&「中期」→hyphen,
  • 「複数人」&「長期」→共同生活@シェアハウス

 

ついつい住み方については、

  • 短期間で転々とする(旅行的)
  • 長期でどこかに住み着く(移住)

という2つの軸のみで考えてしまいます。

しかし、今回の「勝手に○○暮らし」のように「中期間で引っ越して、色々なところに住む」のは今後もっと増えそうだな、という予感があります。

更に「hyphen,」のように「気の合う仲間(複数人)で中期間住む」というのは、かなり新しいよなーと思いました。

 

まとめ:勝手に下川暮らしはとにかく楽しかった

「勝手に下川暮らし」はとにかく楽しかったです。

豊かな毎日ってこういう感じなんだろうなーと肌で実感しました。

それと同時に、「hyphen,」の試みも、実験的で面白いなーと感じました。

 

「hyphen,」は現在クラウドファンディングを行っていますので、興味がある方はぜひ見てみてください~↓

» 【ふたたび、暮らしを考える】雑誌「hyphen,」の創刊号を届けたい!

 

以上、『「勝手に下川暮らし」にお邪魔して考えた「住み方」の今後』というお話でした。

【余談】アルパカはペット枠でした