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「ギグ・エコノミー」感想。10の成功法則と、自分なりの成功の定義とは?

定職・安定収入・定期昇給が支えてきた強固な足場が崩れゆく時代。

「ギグ・エコノミー」の世界に飛び込み、新しい働き方をしましょう、というのが本書です。

フリーランスや独立を目指す人は読んでみると良いかも。

 

ギグ・エコノミーとは

ギグ・エコノミーとは、「終身雇用の正社員から無職までの間に挟まれた様々な労働形態を広く含む概念」です。

ギグ・エコノミーの職種

ギグ・エコノミーの職種の具体例を見ると、わかりやすい。

 

ではなぜギグ・エコノミーが注目するべきなのでしょうか?

「時代の変化による必然」だと著者は述べます。

 

従来の労働環境は徐々に崩壊しつつある

現代は従来の労働環境が徐々に崩壊しつつある「過渡期」です。

従来の労働環境は、以下の特徴があります

  • 正社員としてフルタイムの職に就く
  • 定年まで同じ会社に勤めあげる
  • 転職してもせいぜい1回

 

この「正規の働き方」で得られるものは3つです

  1. 安定した昇給
  2. 手厚い福利厚生
  3. 長期勤続の末にもらえる退職金

 

著者はその「正規社員の世界」から飛び出して、新しい働き方をしましょうーと語りかけます。…というか煽ります。

労働者を取り巻く環境はたった一世代のうちにがらりと変わり、安全・快適・着実に働ける定職をたっぷりと積み込んだ最終列車はもう発車してしまいました。

大学を出て就職し、結婚して家を買い、子供が独り立ちするのを見届けて引退するという昔ながらの人生すごろくは今でも不可能ではありませんが、定職・安定収入・定期昇給が支えてきた強固な足場が崩れゆくなか、成し遂げるのがどんどん難しくなってきています。

 

ギグ・エコノミーの実践方法

ギグ・エコノミーを実践するには「法則」に従って、実践することが重要です。

ギグ・エコノミーの10の成功法則

  1. みずからの成功を定義する:伝統的な価値観にこだわらずに、自分なりの成功を思い描く。
  2. 働く場を分散させる:チャンスを増やし、スキルをみがき、人脈を広げることができる仕事の組み合わせを見つける。
  3. 生活保障を設計する:正社員でも失業しかねない時代に、収入確保策・出口戦略・セーフティネットの組み立て方を学ぶ。
  4. ネットワーキングをせずに人脈をつくる:人脈づくりはインバウンド型とアウトバウンド型のどちらが自分に合っているかを見きわめ、うまく頼り合える関係を目指す。
  5. リスクを軽減して不安に立ち向かう:尻込みしている根本原因を見据えて対応可能なリスクに分割し、解消に向けたアクションプランを立てる。
  6. 仕事(ギグ)の合間に休みを取る:ギグ・エコノミーで増える休みを計画的かつ有意義に過ごす。
  7. 時間への意識を高める:マネジャー式スケジュールとクリエイター式スケジュールのどちらが自分に向いているか判断し、優先事項に時間を使えるようカレンダーをつくり替える。
  8. 柔軟性のある家計を組み立てる:「けちけち式」の資金繰りから抜け出し、経済的に柔軟で安定した生活を手に入れる。
  9. 所有からアクセスに切り替える:欲しいものを所有するのは時代遅れ。使いたいものにアクセスし、マイホームを含めて借金を避けて自由度を高める。
  10. 老後の資金を貯める:伝統的な退職は忘れて、自分に合った引退の仕方を考える。

 

と、10個もありますが、ポイントとなるのは以下の2点だと思います。

  1. 自分なりのゴールを見つける(成功を定義する)
  2. お金の消費と、稼ぎ方について考える

 

みずからの成功を定義する

「みずからの成功を定義する」こと。

コレこそが最も大事なことですね。

残りの話は全て、その「実現方法」に関する話題と言えます。

 

MBAプログラムを受けたエリート学生(ブレナ)の例が載っています。

ブレナはフォーチュン500社(=世界レベルの超大企業)に就職して3年の会社員です。

「ギグ・エコノミー」著者ダイアンマルケイの、MBAプログラムを受講していたそうです。

しかし…

ブレナは資金の潤沢なスタートアップ企業に転職し、みずからの長期的興味に沿ったやりがいのある役割を担っているということだった。便利で気楽な都市生活を満喫し、婚約もしていた。

ブレナは周囲から期待される生き方をやめ、みずからの興味と希望に従いはじめた。自分だけの成功の形を見つけたのだ。

という生き方にシフトしたと。

日本人だと分かりづらいですが、大企業にいてMBAプログラム受けて…という「エリートコース」から降りたということですね。

ブレアは「自分なりの成功の定義」を見つけたのです。

 

逆に「自分なりの成功の定義」を持たないとどうなるか?

  • 他人のものさしを頼りに生きる
  • 上司が指定する勤務時間に従う
  • 両親が勧める学校に通う
  • 友人が感心するようなキャリアを積む
  • ほんとうの望みからはずれるような意思決定をしてしまう
  • 仕事に体力も時間も取られるはめになる
  • 家族と過ごしたり友人を自宅に招いたりする時間、子育てやマラソンの練習、年老いた親とのふれあいを大切にしたいと言いながら、仕事で人生が終わる

うーん、確かにこんな人生は嫌だ、というような内容ですね。

 

自分なりの成功の定義を持つおすすめの方法「お悔やみ記事」

自分なりの成功の定義を持つおすすめの方法があります。

「お悔やみ記事」を書くことです。

やり方は簡単です。

  • 自分が死んだ時に新聞に載って欲しいお悔やみ記事を2本書く
  • 1本は「今の生活を続けた時の記事」
  • もう1本は「理想とする人生を送った時の記事」

 

この方法を実践した元経営コンサルタントのロズ・サヴェージは、「理想のお悔やみ記事に向けて生きること」を決意したのだとか。

1つ目は、送ってみたい人生の記事だった。尊敬できて、生き方というものをよく知っている人たちの、読んでためになるおくやみ記事を参考にさせてもらった。

2つ目は、このままだといずれ書かれることになるお悔やみ記事だった。月次で平凡な人生になった。心地よくて、ワクワクする瞬間もなくはないが、普通という安全地帯から決して出ることのない人生だ。

二つの記事のあまりの違いに、驚かずにはいられなかった。

どう考えても、何かを変えなければいけない……うちこめるものが必要だと、そう思った。

大西洋を手漕ぎボートで横断しようと思い立ったのは、こういうわけだ。

お悔やみ記事を書いた後、一大決心して、家を売り払い、職を手放して、新しい人生をスタートさせました。

現在は、大西洋に続いて太平洋とインド洋も単独で横断し、執筆に公演に環境活動にと、多方面で活躍している…のだとか(あくまで成功例ですけどね)

 

たしか、この方法は科学的なエビデンスに沿ったビジネス書「残酷すぎる成功法則」にも載っていた気がいます。

 

ギグ・エコノミー的な生き方に必要な考え方

ギグ・エコノミー的な生き方に必要な考え方をいくつかまとめます。

 

退屈な人生というリスクを考える

「行動しない」ということもリスクになるよーというお話が面白い。

リスクをとらない人生についての以下の問いかけが心に刺さります。

  • 充分なリスクを取らない場合のリスクは何か?
  • あまりにも快適・安全・一定な人生を送るリスクは何か?
  • 安全第一がいきすぎて、成長・成功することも、夢を追うこともしなければ、どうなるか?
  • 失敗するリスクと後悔するリスク、想像して嫌なのはどちらだろうか?
  • 当たって砕けろ的なリスクと、尖れずに絶望する生き方のどちらあ良いか?

 

新たな常識:CEOのような考え方はするな

ウォーレン・バフェット流投資法、スティーブ・ジョブズ式の経営方式の記事を読むと、心奪われますよね。

しかし、著者は「そもそも私達はバフェットやジョブズとは違うから、彼らの戦術を用いても同じ結果は期待できない」と断言します。

彼らの考え方を真似るよりももっといい方法として「自分の仕事を愛し、皆と上手く付き合い、仕事以外の生活も充実させながら成功している身近な人物を見つけて、その人をお手本にしながら、自分の頭で考えていくこと」を勧めます。

 

とはいえ、バフェットのアドバイスでもおすすめの方法はあると言います。

かつてバフェットは成功しようと奮闘中の友人に、自分の目標を次のように書き出すように言ったようです。

  • 人生でやりたいことを25個リストアップする
  • 次に、よく考えてこのリストからトップ5を選んで丸を囲む
  • 選ばなかった20項目のことは忘れる。上位5つの目標に関連することだけに専念する

とにかく選択と集中が大事、ということですね。

エッセンシャル思考という本にも通じる考え方です。

アイキャッチ画像(効率化)エッセンシャル思考のまとめと感想

 

まとめ:ギグ・エコノミー的に生きる

アメリカの本にありがちな長さと冗長さですが、なかなか良い本でした。

気持ちを後押しすると共に、具体例を豊富に交えながら、ギグ・エコノミーへの道をシッカリ解説してくれていました。

とにかく重要なのは以下の2点です。

  1. 自分なりのゴールを見つける(成功を定義する)
  2. お金の消費と、稼ぎ方について考える

自分なりのゴールを見つけなけることが「目標」です。

そして「お金」は「手段」として必要だ、と。

 

「お金」に関する話は本書の後半でたっぷり書かれているので、興味があれば是非読んでみてください。

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