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フルハウスの続編フラーハウスが、想像より面白かったです。
フルハウスを見ていた方が見ると、けっこう楽しめるはず。
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- フラーハウスの内容と裏話
- フラーハウスの物語・ドラマ考察
- フラーハウスを簡単に見る方法
フラーハウスはNetflixの独占配信です。
1ヶ月無料体験があるので、タダで全話(シーズン1~シーズン4)を見ようと思えば、見られますよ。
目次
フラーハウスとは?家族構成、ミシェル、キャストなどの紹介
フラーハウスは、NHKでやっていたアメリカンコメディ「フルハウス」の正式な続編です。
Netflix独占配信で、シーズン5までの制作が決まっています(シーズン5で終わります)。
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https://twitter.com/NetflixJP/status/1073540606217965569
フラーハウスは、フルハウスのキャラクタたちが大人になった姿が見られます。
今回もあの家で家族のドタバタコメディが繰り広げられていて、面白さは前作を維持しているのが凄い。
※この作品から見はじめても楽しめます。TVでフルハウスを見ていない世代はフラーハウスから入っても問題ないかと
フラーハウスとフルハウスの違いは?家族構成の確認(キャスト)

引用元:https://warnerbros.co.jp/tv/fullerhouse/cast.html
フラーハウスとフルハウスの違いは「メインキャラクタの構成」ですね。
面白いことに、フルハウスと同じ構造を取り入れて、物語が作られています。
フルハウスにおいては、
- 【親】父(ダニー)、叔父(ジェシー)、父の友人(ジョーイ)
- 【子】長女(DJ)、次女(ステフ)、三女(ミシェル)
という感じの家族でした。

引用元:https://warnerbros.co.jp/tv/fullerhouse/cast.html
一方でフラーハウスにおいては
- 【親】母(DJ)、叔母(ステフ)、母の友人(キミー)
- 【子】長男(ジャクソン)、次男(マックス)、三男(トミー)、キミーの娘(ラモーナ)
という家族構成。
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父ダニーと同じ運命をたどる母DJの物語
父ダニーと同じ運命をたどる母DJの物語…というのが今作の面白い所。
フルハウスにおいて、
- 父ダニーは妻を亡くした
- 子ども3人を育てる必要が出てきた
- 家族と友人が子育てを手伝ってくれる
という構造でしたね。
フラーハウスにおいても
- 母DJは夫を亡くした(夫は消防士で、殉死)
- 子ども3人を育てる必要が出てきた
- 家族と友人が子育てを手伝ってくれる
という構造は全くいっしょです。
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男3人主人公から女3人主人公になりました
29年経過してもキャストは勢揃い(ただし、ミシェルを除く)
フルハウス最終回から29年経過!
というのがフラーハウスの設定。
あれだけ若かったキャストたちも、今やかなり年を重ねています。
それぞれ俳優として、違う道を歩んでいるはず。
しかし、今作において、ほぼ全員勢揃いしているところに、フルハウスという作品への愛を感じます。
※なにかで読んだけど、役者たちは「わたしたちには、本当の家族と、フルハウスの家族がある。2つの家族があって、幸せだ」と言っていたそうな
ただし、3女の赤ちゃんだったミシェルは出演していません。
そもそもフルハウスにおいては、アメリカの州の規定で、赤ちゃんを長時間出演させられないため、双子のオルセン姉妹が交互に「ミシェル役」を演じていました。
そんな姉妹たちは現在ファッションブランドで成功を収め、女優業は引退しています。
それゆえ「ミシェル」はフラーハウスにおいては出てこない、、、という裏側の事情があるようです。
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第1話でも、メタ的に「ミシェルは仕事に成功し、忙しくて戻ってこない」という発言があったりします。
この辺をコメディにするのはかなり面白いです
フラーハウス(Fuller House)のタイトルの意味は?
前作「フルハウス(Full House)」は「人で満ぱいな家」的な意味でしたね。
ちなみに物語が進むにつれて、近所の友人キミー、ジェシーの妻レベッカ、双子の男の子なども家に加わりました。
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今作「フラーハウス(Fuller House)」のタイトルの意味はなにか?
ズバリ、「Full」の比較級が「Fuller」ですね。
「満ちた、充分な、完全な、フルの」という意味ですが、前作よりも更に上という感じかと。
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で、もう一つ、作中においては「フラーハウス」という発言がありましたね。
これは、今作の主人公「DJタナー」の夫の名前が「フラー(Fuller)」だったので、その名字をつなげたということ。
正式名称は「DJ・タナ―-フラー(Donna・Jo・Margaret Tanner-Fuller)」となっています。
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フラーハウスのあらすじ。結局どんなストーリーなのか?
フラーハウスのあらすじ…というか結局どんなストーリーなのかザックリまとめると、
- DJを中心としたアラフォー女性3人の子育ての苦労がメイン
- DJの再婚はどうなるのか?
- ステファニーはパリピっぽくなっているけど、本命は見つかるのか?
- キミーは別れかけの別居夫とよりを戻すのか?
という感じ。
意外と「恋愛要素」が多め。
とはいえ、基本的にはコメディなので、フルハウス同様に楽しめます。
※あと、毎回のようにゲストにジェシーおじさんたちがやってくるのも楽しみの一つ。
なお、主人公DJの前には
- 元カレの「スティーブ」
- 新キャラのイケメン「マット」
の2人の男が現れて、さあどちらを選ぶ?というのも一つの見所だったりしますね。
あと、DJの次男坊のマックスがとにかく可愛すぎる。絶対ファンが増えるあの少年キャラクタ。必見。
フラーハウスのネタバレ感想&考察(シーズン1からシーズン4まで)
フラーハウスをシーズン1からシーズン4まで見たので感想&考察です。
ややネタバレありますが、見ても問題ないレベルなのでご安心を。
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困難を乗り越える家族の物語
フルハウスが放送されたのは、1987年から1995年のアメリカ。
「困難を乗り越える家族の物語」
をコメディタッチで描いていました。
今作フラーハウスも同様に「夫をなくし、子ども3人を育てなければいけない母DJ」が主人公。
「みんなで困難を乗り越える家族の物語」
なのですが、全然古びていないですね。
やはり家族というのは古代からの普遍的なテーマ。
助け合い、みんなで共同生活する!…ってのは人の心に響きます。
おそらくこれは、人間という生き物が他の動物よりも身体的に弱く、集団で結束しあわなければいけないから。
そうやって脳にインプットされたものだと思うんですよね。
つまり、フルハウスもフラーハウスも人間の本能に訴えるテーマを選んでいる時点で、ある種の勝ちゲーです。
実際、フルハウスもフラーハウスも、明確な繰り返される構造が用意されています
- 家族の誰かが問題を起こす
- 他の家族を巻き込み、事件が大きくなる
- 失敗を認めたり、助け合いがあり、教訓めいた展開になる(★ここがヒューマン的)
- 最後は段落。笑って終わる
という感じ。
コメディ→ヒューマン的なドラマ→コメディというハンバーガー構造。
大きなゆりかごにのった気分で安心して物語にたゆたうことができます。
それでいて「家族って良いなー」という刷り込みがある種施されるので、NHKにちょうど良い番組だったかな、と思いますw
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フルハウスからフラーハウスへの世代交代が泣ける
フルハウスからフラーハウスへの世代交代が泣けました。
第1話目で、フルハウスの主人公3人(ジェシーおじさんたち)が家を出ていきます。
そして、残されたフラーハウスの女主人公3人、そして子どもたち。
彼女たちは、DJの3男(赤ちゃん)のゆりかごに向かって、皆でうたいます。
これがなんと、フルハウスと同じ構図、同じ配置なんですよね。
※実際の画面でも分割されて表示されるので分かります
つまり、この時を持ってして、フルハウスの子どもたちは親たちの代わりなったんだよ!!
という象徴のシーンでして、これがまた感動もの。
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ジョジョの奇妙な冒険もそうですけど、受け継がれる意思とか、血筋みたいなものが描かれると、フィクションとは言え、そのスケールに圧倒されますね。
親になって初めて分かる「自分の親の気持ち」
フラーハウスが見事だなーというのが、フルハウスでもあった展開が繰り返される点。
まったく違う家族で、同じ状況を描いたら、それはタダの二番煎じで、つまらないです。
しかし、フラーハウスでは、
- 「当時子どもだった」自分が
- 「当時の自分のような」子どもに
対して、物事を諭すシーンが多々あるんですよね。
例えば「一人部屋だったのに、妹ができて、二人部屋になった」ことで苦しむDJの姿が前作フルハウスでは描かれました。
一方、今作フラーハウスでは「一人部屋だったのに、弟と二人部屋になった」ことで苦しむDJの息子の姿が描かれています。
フルハウスを見ていた時代のこどもの私なら「自分の部屋を奪われた子ども」側に感情移入していたでしょうが、
今なら「子どもを説得しなきゃいけない大人」側に感情移入してしまいます。
そして、ふと気づくのです。
「親というのは、色々なものを抱えながらも、子供を配慮して、説得していたんだ」
と。
フラーハウスでは、かつて子供だった現在の「親」であるDJやステファニーの気持ちが痛いほど分かります。
そして、フルハウス時代に見えなかった「ジェシーおじさん達」の気持ちもあったんだな、と気づくのです。
ひるがえり、現実世界にも適応できるわけでして、親孝行しなきゃなあ、とか、育ててくれてありがとうと、コメディの狭間にふと感じる作品でした。
【関連記事】親孝行できる残り時間を知っていますか?後悔しないために現実を知ろう
子役「ステファニー」役のジョディ・スウィーティンの波乱万丈な人生とは?
若くして芸能界に入った子役というのは、その後の人生に「お金」には苦労しなくても「様々なトラブル」に遭遇する確率が高い気がします。
ターナー家の次女ステファニー役だったジョディ・スウィーティンも同様です。
フルハウス終了後、波乱万丈な人生を送っていました。
ざっくりいうと以下のとおり
- 20歳で結婚
- 2005年に薬物中毒が発覚し、離婚
- 2007年に2度めの結婚、出産(のちに離婚)
- 2010年に3度めの結婚、出産(のちに離婚)
みたいな感じでして、なかなか壮絶。
※とくに薬物依存に関しては、依存症克服にフルハウスのキャストたちがかなり助力したらしいです。
そんなリアルな「ステファニー」を知った上で、この作品を見るとまたちょっと見方が変わります。
作品内でも「芸能界入りした子役の人生の大変さ」が語られていたりして、ある種メタ的なんですよね。
まとめ:フラーハウスはNetflixかDVDで見られます
そんな感じで、シーズン5も楽しみなフラーハウス。
フルハウスの思い出補正はありますが、なかなか楽しいですね。
Netflix独占配信のドラマなので、以下の2つの方法で見るしかありません
- Netflixに加入する(月額800円~)
- DVDやBlu-rayを買う or レンタルする
ちなみに、Netflixだと前作のフルハウスも見られますのでちょいお得です。お好きな方どうぞ!