ハンターハンター再開前に読んで!

バクマンと刃牙とカイジを足すと「狭い世界のアイデンティティー」になった

押切蓮介さんの「狭い世界のアイデンティティー」が面白い。

簡単に言うと、バクマンと、刃牙と、カイジを足した話です。

狭い世界のアイデンティティーとは

狭い世界のアイデンティティーのあらすじを引用。

この腐りきった漫画業界の中で、漫画家としてのし上がるには、漫画力だけは足りない…暴の力で漫画業界を邁進せよ。

漫画業界で生きる主人公が暴力を武器に戦っていくという話!

…という体で、時事ネタ・業界ネタを切っていくコメディ?です。

押切さんの作品って明確に「ジャンルはこれだ!」って言いづらいのです。

 

なにせ下記の漫画の要素が全部入っていますからね。普通混ざりません(笑)

  • バクマン要素 = 漫画業界で売れることを目指す
  • 範馬刃牙要素 = とにかく暴力で解決
  • カイジ要素 = 心理戦、ざわざわしそうな雰囲気と天の声

 

簡単にあらすじを説明すると

  • 主人公の兄を漫画出版社に殺される
  • 復習のため漫画出版社に乗り込み一悶着
  • プロ気取りの漫画家や、売れない漫画家などを暴力でなぎ倒していく

 

…はい、書いてて気づきましたが、意味わかりませんね。

 

押切さんのインタビュー

押切さんのインタビューです。

『狭い世界のアイデンティティー』を通して、業界に喧嘩を売るとか、うっぷんを晴らすといった思考はいっさいありません。ただただ本能に従って表現している作品です。
一般読者に向けたというよりマンガ業界に携わっている方々が見て、少しでも楽しんでくれたらなと思って始めた作品です。要所要所で業界をかなりうがった見方をして描いておりますが ただの誇張です。
マンガ業界はとても穏やかで優しい業界です。
携わることで人生に彩を持つことができると思っております。
作品に描かれている残酷な人間はこの19年間で見たことがありません。
本当にすばらしい世界です。

……というのは、嘘であり、『狭い世界のアイデンティティー』の世界こそ業界の本質をついているのだと僕は確信しております。
この世界は思ったよりドロドロしており、嫉妬と憎悪が渦巻いている恐ろしい世界なのです。
とてつもない競争社会であり、醜い蹴落としあいが今でも行われております。
この作品は決して万人受けはしません。
人の心を動かそうとか、感動させようとか、そういう健全な気持ちで描いていないからです。
ただただ身体の芯から出てくる黒いもので描いております。
これからもっともっと酷いマンガになるでしょう。
取り上げてくれた「このマンガがすごい」の組織をも悪に描く予定です。
でもこの作品を描ききった時、清らかな気持ちでマンガを描けてる自分が、待っててくれたらうれしいです。

『狭い世界のアイデンティティー』(押切蓮介)ロングレビュー! 打ち切り作家は磔刑だっ! マンガ業界の真実(?)を暴き出す問題作!!  |  このマンガがすごい!WEB

 

全方位に喧嘩を売るスタイル!!

 

 結局誰にオススメなのか

結局、誰に勧めればいい漫画なのか難しいです。

以下の人なら楽しめるかなー。

  • 押切さんが好きな人
  • 創作に携わる人
  • 業界の裏話が好きな人
  • 世相を切るような風刺系が好きな人

それ以外の方にはつまらないかも。。あまりオススメできないですね。。

個人的にはスゲェ面白かったんでけどね。

万人受けはしないだろうなと思います。

 

余談:帯で絶賛する漫画家たち

同業者の漫画家の応援コメントがあります。

狭い世界のアイデンティティ帯

狭い世界のアイデンティティ帯

山本さほ、森繁拓真、藤田和日郎、清野とおる、と名だたる作家たち。
特筆するべきは羽海野チカさんの「私も拳を固めねば!!」というセリフ。
※3月のライオンの人です

 

そして、大川ぶくぶさんの「やはり出版社はどこもぶっ潰すべきだな」というセリフ。
ポプテピピックという漫画の中で竹書房(出版社)を実際にぶっ潰すシーンが有りました。押切さんと二人、共鳴しあっている(笑)

 

以上『バクマンと刃牙とカイジを足すと「狭い世界のアイデンティティー」になった』というお話でした

コメントはお気軽にどうぞ!(反映には時間がかかります)