あるアルパカの知恵

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横田卓馬「シューダン」は4巻で打ち切り。ジャンプでサッカー漫画は続かない宿命(キャプ翼除く

ジャンプでサッカー漫画は続かない。そんなジンクスのような事実があります。

そして2018年、横田卓馬さんのサッカー漫画「シューダン」が残念ながら打ち切りになりました。

シューダン! 1 (ジャンプコミックス)

シューダン! 1 (ジャンプコミックス)

 

 

ジャンプでサッカー漫画をやるのはもう無理なのかもしれない…

1999年には、「キャプテン翼」の高橋陽一さんの新作として「フィールドの狼 FW陣!」が連載されるものの、全2巻で終了。

2002年、キユさんの「NUMBER10」が連載開始するも、全1巻で終了。

2009年、加地君也さんの「マイスター」が全2巻で終了。

2010年には附田祐斗さんの「少年疾駆」が全2巻で終了、直後に始まった神海英雄さんの「LIGHT WING」はカルト的な人気を集めたが、翌11年に全3巻で終了。間髪を入れず村瀬克俊さんの「DOIS SOL」が始まるものの、やはり全2巻で終了。

2014年、久しぶりに登場した下山健人さん・伊達恒大さんの「TOKYO WONDER BOYS」は全1巻で終了。

2016年には、馬上鷹将さんが、テコンドー選手がサッカーに転身する異色作「オレゴラッソ」を連載開始、注目されたが、17年3月に全2巻で終了。

全文表示 | 「ジャンプのサッカー漫画は当たらない」 キャプテン翼の呪縛?新連載は破れるか : J-CASTニュース

 

私は、横田卓馬さんのダンス漫画「背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜」が大好きです。

今回のサッカー漫画「シューダン」も期待していたのですが、厳しかったですね…ジャンプは鬼門や…

「シューダン」のネタバレ感想(第1巻~第4巻)

シューダンのネタバレ感想です。全4巻分まとめて。

 

これって、第1話の冒頭であるように「オレたちチームのお話」なんです。

つまり主人公の創始の成長とかではなく、あくまでチーム・少年団(浜西FC)についてのお話。

いや厳密には、全員が帰るべき場所(ホーム)を手に入れたというお話ですね。

※前作の「背筋をぴんと」も高校のダンス部の話でしたね

 

そんで、第1話ですよ。

キャラクタの強さ・凄さを言葉ではなく行動で表している辺り、やっぱり良い漫画書くよなあという感じ。

転校生の女の子が少年団に入って、チームの意識を変えていくという王道の展開も、やっぱり燃えますし。

ロク、ソウシ、ナナセという3人の才能あるプレイヤーたちがいるというのもちょうど良いバランス。

 

キャラクタも魅力的です。

というかネタキャラがまたいて良いですね

  • 近所のサッカー好きおじさん(背筋をピンとに続く解説キャラw)
  • 試験会場によくいるわけ知り顔のやつ

 

第3巻の時点でおそらく打ち切りということはもう確定していたのだと思いますが、ラスボス的なチームに普通に勝ってしまいます。

大和キャプテンの波動砲で勝利。

作品テーマとしては、ロク、ソウシ、ナナセの絆によってつながったパスからのシュートが良かった気もするけど、まあ仕方ないw

 

シューダンの最終回あたり(打ち切り)

そんで第4巻ですよ。最終巻。

中学生編やるのかなと思いきや、高校2年制で、サッカーというよりは「チーム」の哀愁、後日談的な話。

コレが今の俺のチーム

小学校からいっしょのくされ縁や

中学の頃の同級生 後輩

高校からの仲間

昔はあんま好きじゃなかった的だったやつ

確信を持って言えるが 今のこのチームが 俺史上最強チームだ 

 

そして、小学生の頃ロクとナナセとは疎遠な現在が描かれます、切ない。

時々ふと思い出す

小学校の時のチームのことを

多分雑誌に

昔の顔なじみが普通に乗ってたりするからだろう

おいおい俺 こいつと同じチームでサッカーやってたことあるんだぜ

ロク ソウシ って呼び合ってた

今は全然連絡も取ってねぇけどさ

仲良かったんだぜ

 

哀愁感。

過ぎてしまった時。

変わってしまった現実と、変わらなかった関係。

 

最後のヤマトキャプテンとロクの会話も素敵です。

こういうストレートな名言が、横田さんの作品には多い。

キミが何に気後れしているか知らないが

五年経っても代表選手になっても

禄朗は禄朗のままだし

同じように七瀬くんも七瀬くんのままだろう

仲間のために何かをするのにごちゃごちゃ理由は必要ないだろう

 

最後、主人公のソウシがシュートを決めてベスト4入りを果たす。

ああ勝てるぜこの試合 勝利の女神が 見にきてるからな

最後の最後、小学生の頃の七瀬との記憶を思い返してのこの台詞。たまらん。

 

シューダンはけっこう面白いんだけどなあ

物語展開が特別派手なわけでも特別なわけでもないです。

ただ、キャラクタたちが個性的で、彼らの間でかわされる会話と空気感が妙に心地よい。

人の心情、感情を絵で描くのがうまい作家です。

 

あとは、単純にネタも面白いw

キャプテンやまとのキック「波動砲」って、宇宙戦艦ヤマトですね。

 

スラムダンクネタもありました。

勝利の興奮冷めやらぬままなんと2試合目に突入

追塚との死闘に全てを出し尽くしたオレたちは

続く二戦目の城西FCとの試合に嘘のように…

…なんてことは幸いなく1-0で辛くも勝利 今日の全日程を終えた

 

ハンターハンターネタも…。

「お前はゴンとキルアをビノールトと戦わせて鍛えてた時のビスケか!!」

「てめー誰がビノールトだ せめてナックルだろ!!」

 

ドラゴンボールネタも…。

「だんだん熱を帯びてくお前らを見てオラも久々ワクワクしたぞ!」

 

シューダンが好きなら気にいる漫画3選

シューダンを楽しめた人なら楽しめる漫画が3つあります

  • アオアシ
  • 背すじをピンと
  • オナマス黒沢

 

今一番面白いサッカー漫画「アオアシ」

サッカー漫画といえば、最近は「アオアシ」が来ています。確実にアニメ化とかすると思われます。

頭を使う系&青春系の漫画です。

天才主人公系なのですが、まあ面白いですよ

アオアシ(1) (ビッグコミックス)

アオアシ(1) (ビッグコミックス)

 

 

凡才のためのダンス漫画「背すじをピン!と」

凡才のためのダンス漫画「背すじをピン!と」も面白いです。

「シューダン」の作者の作品です。

 

凡才の主人公たちと、天才な先輩方。

それぞれのキャラクタにフォーカスを当てた作品。

 

妙に面白いんです、これ。

ダンスという題材が「自分との戦い」(人を蹴落とす話ではない)というところが個人的にツボなのかも。

キャラクタの絵とかはちょっと癖があります。

でもその中で描かれるのはキャラクタの心情、努力、葛藤、パートナーシップと信頼。

 

後半は泣きそうになる展開が多かったです、というか泣いた。

10巻で完結しているのでサクッと読めます。興味がある方はぜひ。

 部活紹介で競技ダンス部の華麗なパフォーマンスに感動した高校一年の土屋雅春は、体験入部で同じく未経験の亘理英里と出会う。未知の世界へ踏み出した二人を待つのは!? 青春部活ストーリー、ここに開幕!

背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 1 (ジャンプコミックス)

背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 1 (ジャンプコミックス)

 

 

シモネタありまくりだけどオナマス黒沢は感動する

正式名称を書くとGoogleに怒られそうなので書けない成人向けの漫画です。

シューダン作者の横田さんが、雑誌デビューする前にネットで連載していた漫画ですね(原作は別)

性的な表現が多いので注意が必要ですが、学校内でのいじめ、青春の思い通りに行かないアレコレ、恋愛など心をエグる描写がたくさんあります。

最終的には感動します、第1話を見ただけでは信じられないかもしれませんけど…。

 

横田さんの当時の味のある画力もなかなか良いですよ。

seiga.nicovideo.jp

 

違う絵師のバージョンですが、Kindle Unlimitedでも無料で読めます。

 

オナニーマスター黒沢(1)

オナニーマスター黒沢(1)

 

 

アマゾンプライム会員なら、

読み放題サービスKindle Unlimitedは一度試してみると良いと思いますよ。

 

以上、「横田卓馬「シューダン」は4巻で打ち切り。ジャンプでサッカー漫画は続かない宿命(キャプ翼除く」というお話でした。

 

誰にでもは勧められないけど、サクッと読める青春マンガを読みたいなら、シューダンも読んでみてください。

シューダン! 1 (ジャンプコミックス)

シューダン! 1 (ジャンプコミックス)