あるアルパカの知恵

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【書評】論理が伝わる世界標準の「議論の技術」

 

「論理が伝わる世界標準の議論の技術」という本があります。

論理が伝わる 世界標準の「書く技術」 (ブルーバックス)

論理が伝わる 世界標準の「書く技術」 (ブルーバックス)

 

 

外資コンサル出身の上司との議論に負けまくっている時に、悔しくて買いました

(この本のおかげで2勝8敗くらいには成長できたかなw)

 

ざっくりとこんな話です

  • 世界標準の議論は論理的な議論である。目指すべきは全員がWINWINになるソリューションを見出すこと
  • 日本人は議論が下手なのではなく、議論の技術を知らないだけ
  • 論理的な議論であるためには次の2つの状態である必要がある「全体の筋が通っている(ロジック構築)」かつ「その筋を作っている各ポイントに納得感がある(ロジック論証)」

 

こんな人におすすめ

  • 相手を論理的に説得したい
  • 資料を使わず、口頭だけで伝えたいことをしっかり伝えられるようになりたい

 


第1部 議論の基礎

議論の基本は、主張の構成です。

この主張を論理的に組み合わせて、原案を提示します。

それに対して反論の応酬し合うことが議論です。

 

ちなみに主張は最初から「反論としての性質」を持っています。

主張とは、「~~するべき」という異なる意見の人を説得する行為だからです。

 

主張する際、守るべきルールがあります。

  1. 言い出した側が証明する
  2. 沈黙は了承である
  3. 新しい論点を後から出さない
  4. すべての根拠に反論する
  5. 論理だけで議論する


第2部 議論の技術

論理には5つの技術が必要です。どれも「論点を深めるため」のものです

  1. 伝達の技術(原案や反論を分かりやすく伝える)
  2. 傾聴の技術
  3. 質問の技術
  4. 検証の技術(根拠が正しいか確認する)
  5. 準備の技術(論点やデータを整理する)

 

感想

コラムや、途中の説明が細かい点が良かったです。

議論の幹となるのは「主張」であり、それには「理由、データ」がついてくるという点は再三に渡って分かりやすく伝えていました。

※主張の「理由」は、また別の主張となっていて、という構造。

 

その全体像を図解し、イメージできるかどうか?

「今どこのはなしをしているか」を見失わずに済めばOKです。

 

本書の中でも触れられていた詭弁や、間違えた論理で攻撃してくる人と戦うときには、「主張の話をしているのか、理由の話なのか、データの話なのか」ということを意識すれば、負けづらくなるはず。

 

逆に自分が攻撃する時も、「主張、理由、データ」という構造を忘れないようにしないと議論に負けるでしょう。

私を含め、多くの人は、明確にポジションを取って、主張する、ということが苦手だと思います。

しかし、仕事の場では、議論のゲームなのだと割り切って、「自分の主張はこれだ」と決める必要があります。

 

ちなみに、結局、この手の本は読むだけではダメで「実践が大事」です。

そう言う意味で、第3部には議論の実践・演習問題があり、ありがたかったです。

 

議論に自信がない方、上司に一矢報いたいという方、是非読んでみてください。

論理が伝わる 世界標準の「書く技術」 (ブルーバックス)

論理が伝わる 世界標準の「書く技術」 (ブルーバックス)