2chひろゆき「無敵の思考」は誰でも得するコスパ最強の本【感想・要約】

元2ch管理人の西村博之さん(通称ひろゆき)の「無敵の思考」という本が、良い本でした!

タイトルは「誰でも得する人になれるコスパ最強のルール21」という、煽り満載のタイトルですが、

  • 合理的な考え方をしたい人
  • 会社員生活に疲れた人
  • コスパに敏感な人

は読んで損をしないと思いますよー。

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2chひろゆきの「無敵の思考」の概要

無敵の思考の概要をAmazonから引用します。

世の中には、お金があれば幸せになれると思っている人がいます。
お金だけじゃなく、「能力があれば」「頑張り続けたら」「ポジティブ思考だったら」と、いろいろな思い込みを持って自分が今、不幸であることを悲観する人がいます。

でも、これはかなりの部分が幻想であって、思考停止に近い。

いま、会社員が給料というものをもらって、ずっと言われたことをやり続けてイヤな思いを我慢したりしています。
もしかしたら何百年後かには、「会社員って奴隷じゃね?」と思われてしまう気がするわけです。
「生活にお金がかかる」「楽しみを感じるのにお金をかける」という生き方をすればするほど、そのために稼がなきゃいけないので、奴隷の状態に近くならざるをえません。

 

簡単に言うと、幸せのためには「今より多くお金を稼ぐ」方向よりも「必要なお金を減らしたほうがいいよね」という話。

  • 必要なお金が多いので、仕事をたくさんする → 不幸
  • 必要なお金を減らして、仕事の量を減らす → 幸せ

 

いわゆるビジネス書の「今より成長してキャリアアップして年収1000万円目指そう、役員目指そう、起業しよう!」…とは方向が違いますよ。

 

で、それを実現するためには毎日の生活にルールを作って、それに従っていけば、勝手に幸せになるんじゃないですか、という論理です。
ひろゆきさんらしい合理的な考え方。
(大学卒業後、サラリーマンにならずに最高年収2億円とか稼いでるだけありますよね…)

 

「無敵の思考」で役に立つルール

タイトルの通りルールは21個あるのですが、その中から個人的に役立つ&実践できそうと思ったルールを3つ紹介します。

 

ルール9 仕事の「選び方」を間違えない

どんな仕事を選ぶべきかという話をしています。
多くの人が勘違いすることは3点

  • 年収で選ぶとロクなことはない
  • 就職ランキングは信用するな
  • 会社を辞めると安定、キャリアに傷がつくという考えは幻想

本を読むと分かるのですが、なるほどなーという考え。

 

サラリーマンとして生きずにアウトローな生き方をしてきたひろゆきさん。
彼だからこその慧眼で「もともと優秀だった人は、会社に入って揉まれて、面白さの角が取れてしまう」という話もあります。
私も凡俗サラリーマンなので分かりますが、組織に属していると、上層部あるいは顧客が納得できる企画や仕事しか出来ません。

「思いつきを試す」「面白いアイディアの実践」は決してできません。

だからこそ、面白さの角をとれない人間になっておくと市場価値があるんじゃないの、という結論です。
たしかに、働く時間が長くなるほど、「会社に特化した思考」になっていきますよねー。

 

ルール12 長く役に立つ読書をする

どんな本を選べば良いのか、という話です。
方針としては、「長期的に役に立つ」ものを読むということ。時間は有限ですからね。

役に立つといっても、短期的なものには手を出さないようにしています。極端な例だと、エロ本なんて買った1ヶ月後には何の役にも立たないわけです。それなので、長期スパンでトクをするような本を選ぶようにしています。

 

では「読む価値がある良い本」とはどのようなものでしょう?
ひろゆきさん曰く5つの条件があるそうです

  1. 今後10年以上も影響を与える「技術」や「文化」をテーマとしている
  2. 結論に至る「経緯と理由」に筋が通っている
  3. 「資料」から組み立てられていて、個人の感想を書いているわけではない
  4. 一般的な「常識」とは違う結論や意見がある
  5. 単純に読んでいて「おもしろい」

 

ひろゆきさんの他の本や動画などから察するに、良い本の条件に完璧にマッチするものは以下の2冊。
(ビル・ゲイツも年間ベスト10に入れていたな…)

2冊とも私も読みましたが、知的好奇心がとてつもなく満たされるのでおすすめ。
特にコンテナ物語は、地味なタイトルと裏腹に面白いです。コンテナが発明されたせいで、先進国が不況になるとは誰も思わなかった…という話!

 

ルール15 金銭感覚を保っておく

大学生から社会人になって、お金を使う量が増えていない人はほとんどいないと思います。
仕事で成功したり、一発当てたりするとお金を使う量は確実に増えるのが人間の性。

でもその生き方って「お金に縛られた窮屈な生き方だよね」という話が、ルール15「金銭感覚を保っておく」の中に書かれています。

 

使うお金が少なければ、そこまで稼がなくていいので、仕事の時間を減らして趣味の時間を増やすことが出来ますよね、と。
そもそも、日々使っているお金って本当に必要なお金なの?という所がポイント。

具体的には「楽しみを感じるための精神的な消費」というのがあるんじゃないの?という話。

節約したいのに「浪費」のお金が無くならないと悩んでいる人はこの本を読むと良いでしょう。
節約思考に近づくと思います。
(私もひろゆきさんの合理的な考えに触れて、かなり無駄遣いが減りました)

 

2chひろゆきの「無敵の思考」まとめ

2chひろゆきの「無敵の思考」は「お金を沢山稼がなきゃ幸せになれない」という幻想から逃れて、合理的に生きたい方にぴったりな一冊。

ちなみにAmazonでの本の評価が低いのは「Youtubeなどで話した内容の焼き直し」だからです。

本は、Youtubeなどで話された数十時間の内容のエッセンスがコンパクトにまとまっているのでオススメです。

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